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トランペットの基音倍音を解説!アンサンブルの醍醐味も紹介

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この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

楽器に限らず、世の中にある「音を出すもの」のあらゆる音(ノイズを除く)は、”基音と倍音”で出来ています。

(基音と倍音に関しては後で書きます)

楽器と言うのは、基音と倍音を整理して、「人の耳に心地よい音楽として聞こえるように作られた」ものですね。

西洋音楽用の楽器はもちろん、民族楽器、打楽器、そして一番身近な「声」もです。

それで、このブログはトランペット奏者の為のブログなので、なるべくトランペット目線で書こうと思ったんですが、

基音と倍音の話になると、単音楽器(1台で和音が出せない楽器)のトランペットでは、話す内容がすごく狭くなってしまうんです。

なので、今回は、「アンサンブル(2人以上で演奏する事)」と言うものを題材にして、書きました。

あなた自身が吹くのでいっぱいいっぱいの状態から抜け出して、他の人の音を聞ける余裕ができたら、どうぞご覧ください。

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アンサンブルの醍醐味とは

アンサンブルの極意とは、ズバリ!

あなたとその仲間が”基音と倍音”を自由にコントロールして、「演奏人数通りの音圧」を作り上げる事

です。

  • ユニゾン(同じ音を出す事またはオクターブ)でも、
  • 和音(5度、4度、3度、7度、6度他)

でもいいんですが、基音を合わせることにより、倍音がぶつかり合い、きちんと人数分の音が出るというわけです。

1回でも、基音がピタッとそろった音を聞いてから、基音がバラバラの音を聞くと、

「え?これだけ人数がいて、こんな音圧しかだせないの?」

と、音楽にあまり詳しくない人でもわかります。

分かりやすい例はオーケストラの弦楽器群でしょうか。普段私たちが音源(CD ダウンロード)で聞いているオーケストラの音って、

「プロがピタッと合わせたもの」で、なかなかアマチュアの「合ってない音」を聞くチャンスがないんですよね。

ぶっちゃけますけど、基音が合ってないオーケストラの弦楽器群の音って、聞いて5秒で逃げ出したくなりますよ。吹奏楽とは比べ物にならないです。

管楽器がピタッと揃っている状態を、一番わかりやすく聞ける管理人の個人的なおススメは「タワー・オブ・パワー」と言うソウルバンド。

ここの管楽器隊はかなりのものです。バンド自体も「宇宙一のソウルバンド」と言われているくらいですので。

吹奏楽系の方は「ウチら特に興味ないしぃ~。」と言うかもしれませんが、気が向いたら聞いてみて下さい。

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そもそも基音って何?

それでは本題、「基音って何?」と言う話をしましょう。

まずは厳密な(おカタい)言い方の方から書きますと、

「ある音を出した際に聞こえる一番周波数の低い音」

です。

で、意味わかりました?

管理人は一応専門学校で勉強したので分かりますが、それでも、

「こんなまどろっこしい言い方すんな!脳細胞が爆発する!」

と、言いたくなります。

めっちゃ簡単に言うと、「楽譜に書ける音」です。

このように。

「楽譜に書いている音と、自分が出している音があっているか分からない」方以外は、

「無意識に出している」ので、ほぼ説明がされることがないと言う事です。

倍音って何?

こちらも、おカタい言い方をすると

「音叉などを除き、楽器で基音を出したときにほぼ100%同時に発生する音で、楽器固有の音色を決めるものでもある。その倍音を利用し複数音を出せるようにした物の代表が、トランペットなどの金管楽器。楽器を構成する材料や音の出し方によっても発生する倍音は異なる。また、一般的に金属製のものより、木製や自然植物で作られた楽器の方が倍音が多いとされている」

zzz

あ…やばい…書いていても寝たくなります。だって強烈に退屈なんですもん。

別に誰かの文章を引用しているわけではないですからね! これも専門学校で習ったんですが、いざ書くと面倒くさい…。

これも、わかりやすくいきましょうか。例えばなんですが、

  • トランペット
  • ピアノ
  • バイオリン
  • 木琴(もっきん・別名シロフォン)
  • クラリネット

これらの楽器が、全部同じ音を出したとします。

(仮にトランペットのチューニングのドの音としましょう)

全部、音の高さは同じでも、ちがう音色に聞こえますよね。

この時、各楽器は基音(この場合トランペットのチューニングのド)以外に、あなたが相当意識しなければ聞き取れない、”他の音”が鳴っているんです。

で、これが倍音なわけです。その音は、

  • 基音よりもとても音量が小さく
  • 基音よりもとても高い音の場合が多い

ため、聞き取りにくいんです。特に”やわらかい音”を心がけている人はなおさら。

ちなみに金管楽器や木管楽器で2人以上で演奏しているときは、基音がピタッとあった時に、倍音が聞こえます。耳をすませてみて下さい。

逆に「基音だけを聞きたい」とあなたが思ったら、これは結構難しいんです。聴くツールとして、手に入れやすいものだと、「音叉(おんさ)」になるんですかね。

でも、今、クラシックやポップスでも主流になっている「442Hz」のものが手に入るのかが微妙です。

他にシンセサイザーとかスマホアプリとかもありそうですが、「スピーカーやイヤホンの性能次第」と言うのもあるので。

(性能が悪いとノイズと言う”倍音のカタマリ”がのっかります)

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“基音のものさし”チューニングメーターの使い方

チューニングメーター、便利な道具ですよね! あなたが”ある程度音を出せるようになったら”ジャンジャン使いましょう!

(音が出るまではチューニングメーターを使わず、のびのび吹く事をおススメします)

チューニングメーターって簡単に言うと「基音用の”ものさし”」なんです。ここで例をあげましょう。

想像してみて下さい。あなたに

  • A4の用紙と
  • 鉛筆やペン

「だけ」を渡されました。そしてこう指示されたのです。

「この紙に1.3㎝間隔で正確に平行線を引いていってください。もちろん線は曲げないように。」

無理ですよね。もしこんな場面に合った時、あなたは何が欲しいですか?

  • ものさし
  • または目盛りの入った定規

ですよね。これがあればなんとかやれます。で、

この役割をするのがチューニングメーターなわけです。

が!「チューニングメーターにずっと頼り続ける」のも考えものです。特に楽器につけるクリップ式のもの。

あれをつけながら(もちろん電源をオンにして)、合奏練習している”ツワモノ”までいますよね。針をセンターに合わせようと見ながら。

あなた自身に、”ものさしが出来上がったら”できるだけ使うのをやめてほしいですし、”ものさしを作る努力”をしてください。

でないと、

  • 音程は合っていても、いつのまにか音色が悪くなっている事
  • 他の人の音を聞かずに、自分の音しか耳に入らなくなっている事

に気がつかなくなるんです。

ちなみに例にあげた、「1.3㎝幅の平行線をものさしなしで書く」ですが、パソコンが普及する前、線を鉛筆で手書きしていた、

  • 熟練のデザイナーや
  • 熟練の設計技師

は、普通にできていたそうです。ものさしが体にしみこんでいたんですね。

最後に

いかがでしたでしょうか。トランペットの基音と倍音の事と、他、アンサンブルを例に出し、

  • アンサンブルの醍醐味とは
  • そもそも基音って何?
  • “基音のものさし”チューニングメーターの使い方

について書いてきました。

基音って言葉自体は、説明は短くてあまりテーマになる事ではないですが、

基音を合わせることによって「倍音」をたくさん出し、音圧を出す効果がありますので、結構無視できない要素ではあったりします。

ちなみに、アンサンブルって言葉、実は「2人以上で演奏する」って言う意味しかないんですってね。

でもこのアンサンブルって言葉も、一人歩きと言うか、なんとなく

  • 大勢で調和した音楽を作るとか
  • 奏者同士のコミュニケーションをとることの大事さ

を指す言葉に使われていますね。

あなたがもし2人以上で演奏するチャンスに恵まれたら、この記事読み返してみて下さい。

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