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「トランペットの先生の言っている事の意味が全く分かりません」
トランペットを教わっている方からの「この手の声」は、なくなる事はありません。
「意味が全く分かりません…」や
「意味が全く分かりませ~んw」
の様にニュアンスが分かれる事はありますが、アドバイスを受ける側が「わからない」と思っているのは事実です。
また、先生の側からすると、
- 「この位はわかってて当然だよね~」という前提でアドバイスをするタイプと
- ものすごく分かりやすくかみ砕いてアドバイスするタイプ
こそいるものの、共通して思っているのは、
「ここまで熱心に話しているのに、なんで理解してくれないんだろう」
という思いだったり。
この記事では、原因と対処法を主に教わる側目線で、3つの項目に分けて書いています。
どうぞご覧ください。
「わからなければ質問すれば良い」ができれば苦労はしない
「トランペットの先生に教わった時、わからない事があった?」
「じゃあ質問すればいいじゃん!」
と言うのは簡単ですが、現実には”なかなかそうはいかない場面”も結構あったりします。
- 時間の余裕がなくて質問する時間が取れなかった
- 何を質問すれば良いのか分からない(「何が分からないのかわからない」状態)
- 先生からの「質問は受け付けない」的な無言の圧力
- 質問したら「笑われてしまうかも…」とプレッシャーを感じてしまう
など。
特に、
2.何を質問すれば良いのか分からない(「何が分からないかわからない」状態)
あたりは、どれだけ先生と顔なじみになっても”ありうる事”だったりしますよね。
後日振りかえって”やっと理解できる内容がある事”も珍しくないですし、また先生の前では
緊張して頭が真っ白になり、言っている内容が全く頭に入ってこない
事もよくありますし。
では、なぜ理解できない部分が出てきてしまうのか?
次の章で書いていきます。
先生は全ての答えを出すようなことはしない
トランペットに限らずなんですが、上達の早道は、
- 専門家(トランペットの先生)に教えてもらう
- 教えてもらったことを「自分で考え、自分のものにする」
- 専門家に教えてもらう
- また自分で考える
- 新しい発見がある
- 専門家に教えてもらう
- ずっとわからなかったことがある瞬間、理解できるようになる
上の1~7の手順をくり返すことになるでしょう。
なので、
- 多くの場合トランペットの先生は、あなたにも頭を使ってもらいたくて、わざと「答えをぼやかす」時がある
- あなたが「自分の頭で考える事をまったくやらない」場合、分からないままで終わる事柄も多い
の様なパターンも結構多いのです。
「トランペットの先生が言っている事がさっぱりわからない」
これを言う前に、あなたは少しでも自分で考え、理解しようとしているでしょうか?
もしかして、
「(自分は学ぶ気が全くないけど)そんな自分にもきちんと分かるように説明してほしいよね」
と思っていたりはしませんか?
それで、次の章では、
「(自分は学ぶ気が全くないけど)そんな自分にもきちんと分かるように説明してほしいよね」
という発想になりがちな理由と、その対処法について書いていきます。
先生の言う事を理解する一番の方法とは?
結論を言ってしまうと、先生のアドバイスを受けている人が、どれだけ自発的に学ぼうかという姿勢を持つのが大事なのです。
なので、そのモチベーションをつける一番おススメの方法としては、
身銭を切る事(=自分のおサイフから先生へレッスン料を払う事)
が一番有効です。
例えばなんですが、
- レッスン料を自分で出していない
- レッスン料がタダ、またはワンコインくらいの格安料金に設定されている
場合、どうしても「適当に聞いてていいんじゃない?」という気分になりませんか?
自分のフトコロが痛くなるくらいのお金を出すと、
「安くないお金を出しているんだから、キチンと元を取らないと!」
と思えるようになりますし、またフトコロが痛む位のお金を出すからこそ、先生を見分ける自分の目利き力も磨かれます。
なので、例えば、「プロのアドバイスの意味がなかなか理解できない」と言うのであれば、「身銭をきっていない事」を理由に
あなたへのアドバイスを、どこか他人事として考えているあなた自身
をふり返ってみた方が良いかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「トランペットの先生のアドバイスの意味が分からない事への対処法」をテーマに、
- 「わからなければ質問すれば良い」ができれば苦労はしない
- 先生は全ての答えを出すようなことはしない
- 先生の言う事を理解する一番の方法とは?
の3つの項目に分けて書いてきました。
トランペットの先生の言う事が分からない場合、
- トランペットの先生の言う事があまりに抽象的すぎる
- アドバイスを受ける側があまりに受け身すぎる
のどちらかは必ずあるんですよね。
それで究極の事を言えば、やっぱりそこにはお金が絡んでくるわけです。
- 先生からすれば、ギャラの出ないレッスンはどうしても手抜きをしたくなりますし
- 教わる側からすれば「フトコロの痛まないレッスンなんか聞く気になれない」ですし
なので、
「トランペットの先生の言う事がさっぱりわかりません」
と思うのであれば、お金を出して覚悟を決めてレッスンにのぞむのも一つの”手”かもしれません。