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調号を覚えられない!そんな時に重宝する考え方を紹介します

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この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

「調号を覚えられない!」

これ、管理人も苦労したクチです。

管理人の場合は、専門学校で山ほどセッションの授業(楽譜は初見)やらされて、いつの間にか覚えてしまいましたが。

「調号がなんちゃら~」的な話は、楽譜さえ読まなければ突き当たる事のない”カベ”なのですよね。

トランペットの場合、クラシック系はもちろん、ポピュラー系の曲を演奏する時も「楽譜を読むスキル」が必須なものですから、しんどいです…。

(ロックバンドの場合は、ボーカルは耳コピ、リズム隊はコードさえわかればなんとかなる場合が多いので、うらやましくもあります)

しかし、そんなことを言っていても、調号を読めるようになるわけでもないので、この記事では調号を覚えるための考え方を2つの項目に分けて書きます。

どうぞご覧ください。

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調号を覚えるための1番シンプルな原則2つとは?

それではさっそく、調号の1番シンプルな原則2つをあげていきます。

  1. #(シャープ)と♭(フラット)は真逆の関係
  2. キーワードは「5」

詳しく説明しましょう。

♯(シャープ)と♭(フラット)は真逆の関係

調号には、♯や♭が使われます。それで、調号を書く場合の「♯と♭を書いていく順番」がちょうど真逆になっています。

  • ♯系の調号の場合は、「ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ」の順番で書き
  • ♭系の調号の場合は、「シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ」の順番

で書きます。

♯系の調号

♭系の調号

ちょうど真逆ですね。そして、

  • ♯系の調号の♯が1つ増えるごとに「ト(長調)・ニ(長調。以下同じ)・イ・ホ・ロ・ヘ」
  • ♭系の調号の♭が1つ増えるごとに「ヘ(長調)・ロ(長調。以下同じ)・ホ・イ・ニ・ト」

と、調が変わっていきます。こちらも真逆の関係ですね。

ちなみに、同じ調号で表せる短調も存在していて、「平行調」と呼ばれています。詳しくは、

平行調の見分け方とは?メロディと他に必要な要素2つを解説

の記事をご覧ください。

これを暗記してしまえば、調号はある程度モノにできるはずなのですが、普段から、

  • 初見で楽譜を読む必要に迫られていない
  • 曲をマスターする時間がたっぷりとれる
  • 1曲を飽きずに根気強く取り組める

場合、あまり身につかないスキルなのも事実です。そんな時に覚えておきたいのが、

「5」

というキーワードです。次で説明します。

キーワードは「5」

簡単に言ってしまうと、

  • ♯系の場合は、♯が1個つくごとに、長調で数えて「5音上」の調になる
  • ♭系の場合は、♭が1個つくごとに、長調で数えて「5音下」の調になる

という法則を覚えておいて、

  • ♯系の場合は、♯が1個増えるごとに「12345~」
  • ♭系の場合は、♭が1個増えるごとに「12345~」

と、そのつど数えていく方法もあります。

♯系の調号、調号なしの「ハ長調」から数えた場合

♭系の調号、調号なしの「ハ長調」から数えた場合

(「ドレミファソ~」や「ドシラソファ~」が使えないのがツライところですね。「ド長調、レ長調」とは言わないので…)

この場合は、「長調で5度上げ下げする」という頭の切り替えが必要になるので、こちらはこちらで難しい部分はあります。

さて、正直言って、上にあげた2つの方法でも

「覚えるのかったるいな~…」

と思えた時はどうするか?なんですが、「便利なカンニングペーパーの見つけ方」を、次の章で書きます。

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「調号早わかり表」の見つけ方

正直に「調号を覚える事そのものが面倒」と思えた場合には、つねにカンニングペーパーである「調号早見表」のようなものを持っておくのがベストです。

ネットで

音楽理論 5度圏 (おんがくりろん ごどけん)

と検索すれば、5度圏表と言うのがたくさん出てきます。これが「調号早見表」になります。

英語の音階で書いているのが多いですが、必要に応じて「日本語やドイツ語読み」に変えてください。

主な音階の読み方です。参考にしてください。

  • 英語読み:CDEFGAB(シー・ディー・イー・エフ・ジー・エー・ビー)
  • イタリア語読み:ドレミファソラシ
  • 日本語読み:ハニホヘトイロ
  • ドイツ語読み:CDEFGAH(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー)

5度圏表を手に入れたら。時間を見つけて各調の練習をしてみると良いですね。

また、このブログ内にも、調号早見表のようなものを書いております。

トランペットで音階をやるには?指番号の基本を紹介

指番号もコミで書いていますので、参考にしてみてください。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

調号を覚えられないをテーマに、

  • 調号を覚えるための1番シンプルな原則2つとは?
  • 調号早わかり表の見つけ方

の2つの項目に分けて書いてきました。

調号って、

  • ♭系より♯系の方が難しく思えて
  • ♯や♭は3個以上の調号になると

正直、頭抱えたくなりますよね。「ウゥゥ…」と。

そして、特にロック系のセッションに参加すると、

  • エレキギター
  • ベース

の人達って、開放(弦)で響きが良いからと、「G(ト長調:実音)」や「Eー(ニ短調:実音)」で、やりたがるんですよね。

(「♭系のキーは苦手だから、キー変えようよ~」とか言われたりして…)

これ、B♭トランペットだと、響かせるのが苦手な「♯系の調号」になる上に、

  • 実音G(ト長調)は、B♭トランペットのA(イ長調)
  • 実音Eー(ニ短調)は、B♭トランペットのF♯=(嬰へ短調)

になり、調号に♯が4個付くというキツイ仕打ちが待っています。

逆に言うと、調号に強くなりたければ、ポピュラー系のセッションはおススメだったりはします(汗)。

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