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トランペットをやりたいあなたの唇をみて、簡単に、
あなたは向いている
あなたは向いていない
とか言える人って、どんな人なんでしょうね?一度お会いしてみたいです。
“プロのトランペット奏者”をめざしている人に向かってなら、中途半端に希望を与えるより、
「向いていない」ときっちり言い切ることも必要だとは思います。
ですが、そもそもこのブログ自体、プロトランペット奏者を目指す人向けには書いていませんので。
(プロを目指すつもりなら、「活字媒体などに頼らず、プロのレッスン受けてください」という話ですから)
この記事は、あなたがプロのトランペット奏者を目指すわけでもないのに、
「君の唇はトランペット向きじゃないね。」
と言われた時、トランペットを吹くためのモチベーションを上げるために書きました。
どうぞご覧ください。
向き不向きはプロを目指している人だけが気にしてください
ハイ!タイトルの通りです!
「プロのトランペット奏者にはなりません!」
と、あなたが断言できるなら、「向いている、向いていない」なんて言葉に耳を傾ける必要はありません。
そして、あなたの「どうしてもやりたいの!」という心の声を素直に聞きましょう。
プロ奏者になるのでもないのに、「向いていない」なんて言葉、よけいなおせっかい以外のなにものでもないですよね。
トランペットの向き不向きは唇の形だけでは決まらない
唇の形を「チラッと」見ただけで
- はい!あなた向いているね。
- はい!あなたは向いていないね。
と見分けられる人を管理人は心から尊敬します。というか、
- 超超超超一流のトランペット奏者か
- 超超超超一流のトランペット講師でも
そんな見る目を持っている方じゃなきゃ、そうそういないんじゃないでしょうか。
また、管理人が色々な先生に教わった限りでは、
- 日本人の奏者や講師の方と
- 外国人の奏者や講師の方でも
「ひょっとして見る基準が違っていないか?」と思わせる出来事にもたくさん出会ってますので。
- 専門学校でも教わり
- プロトランペット奏者のクリニックにも通いまくり
- プロのレッスンにも何人か習いました
が、開口一番「唇の事」に触れてきた方はいませんでした。
たとえば、あなたが仮に初心者さんで、音が出ない状態で、プロの奏者や先生に見てもらうとしますよね。たぶん、
- 姿勢(背筋が伸びているとかじゃなく、無理が力がかかっていないかという意味で)
- 呼吸(腹式、胸式関係なく、無理な力が入っていないかという意味で)
- 歯並びを見る
- 上あご、下あごを見る
で、それで吹いてもらって、(音が出ようが出まいが)、「どうすれば音が出るようなるのか」を考えるはずなんです。
それを見ずに唇だけを”チラッと”見て、「向いてないね。」とか言うのって…、考えられないんですよね。
トランペットとマウスピース選びは慎重に
前の章で、唇の形でだけで「トランペットの向き不向きは簡単に決められない」という事を書きましたが、
唇の形に個人差があるのは間違いのない事実です。なので、
- トランペット本体と
- トランペットマウスピース
選びは慎重にやってください。特にマウスピース。
合わないマウスピースで吹き続ける事は、悲劇以外のなにものでもないので。
選ぶときは、できればプロに見てほしいですね。
レッスンプロの中には”1回いくら”で受けてくれる方もいますので、選んでもらうのもいいでしょう。
(できればトランペットとマウスピース選定の他に、最低4回は受けて、基本的な吹き方を習うのがおススメです。)
ハンデなど並べたらキリがないです
「トランペットやるんだ~っ!!」
って希望に燃えて始めようとしたときに、
「あなたの唇はトランペットに向いてないね。」
なんて言われたら、普通はへこみますよね。
でもですね、世の中には、唇どころか、もっとハンデを背負って、トランペットに限らず音楽やっている方もいるんです。
- 目の見えないピアニスト(辻井伸行氏、スティービーワンダーなど)
- 耳の聞こえない作曲家(諸説ありますが、晩年のベートーベンとか)
- 手の指が10本揃っていないピアニストもいます
トランペット奏者なら、ネットで、
- 大野 俊三
- 浅倉 功一
お二人の名前を検索してみてください。どうです?
「とりあえず健康で五体満足だったら何とかなるのかな?」って思えませんか?
それでいいんですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「唇の形でトランペットの向き不向きは決められない」というテーマで、
- 向き不向きはプロを目指している人だけが気にしてください
- トランペットの向き不向きは唇の形だけでは決まらない
- トランペットとマウスピース選びは慎重に
- ハンデなど並べたらキリがないです
について書いてきました。
本当にプロトランペット奏者になるのでもなければ、唇の形などに”ケチ”つけられたくはないですよね。
ただ、もう一度確認はしてくださいね。あなたが、心の底から
「トランペットをやりたい!」
と思っていることに間違いはないかを。
でないと、特に独学でやろうとしている方は、なかなか吹けるようになれないですし、なかなか吹けなければ、
「どうせプロになるわけじゃないんだから…。」
と投げ出すのは簡単ですから。
(プロにレッスンを受ければ、続けることはそんなにむずかしい事ではないんですが…。)