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トランペットのきれいな音の出し方!お約束を捨てれば出せる

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この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「トランペットのきれいな音の出し方」

トランペットの高音の出し方と並んで、悩んでいる方が多いテーマじゃないでしょうか。

あなたもそうですか? 管理人もいまだに悩んでいますね。

プロのトランペット奏者にレッスンを受けて「だいぶ改善したかな…」とは思えるんですが。

そうそう。プロのレッスンを受けて、中高吹奏楽部時代に「やっちゃダメ!」と言われたことを、

だいぶ練習させられました。その辺のことも含めて5つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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きれいな音を目指す限り きれいな音は出せるようになりません

この章のタイトルですが、

「意味が分からない…何言ってるの?」

と思いましたか。

これ、何を言いたいのかと言うと、

  • ホール位の広さで、きちんと「きれいな音を出せているプロ奏者」に
  • 楽屋に戻ってきてもらって「ホールで鳴らしていた感覚のままで吹いてもらう」と

聞く人によっては「これが本当にプロの音?!」と疑いたくなるような、耳障りな音に感じるからなんです。

ホールできちんと鳴る”きれいな音”を出せる奏者が楽屋で鳴らす音は、

  • やや息が多め(人によっては「音になってない」と思う)
  • 音圧がある(人によってはうるさく不快に感じる)
  • 音が走っている(人によってはおどろく)

ような感じです。

ただし、こういう体験をできる機会って少ないと思います。プロはどこでもきれいな音を出しますから。管理人もかなり貴重な体験をさせて頂きました。

では、なぜプロがいつでもきれいな音を出せるかと言うと、

「その吹いている空間で”一番きれいに鳴らせる吹き方”に一瞬で切り替えている」

からなんですね。

もし可能ならば、あなた自身が、

  1. ホールで思いっきり吹いてみて、なるべく時間を空けずに
  2. その感覚のまま、楽屋や狭い練習場で吹いてみる

これを試してみて下さい。楽屋や練習場での音がとてもうるさく感じるはずです。

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“音を割る”ことを怖がらないようにしましょう

吹奏楽の現場でよく言われる、

「音を割っていはいけません!」

と言う、”強烈な縛り”の言葉。

これも実は、”きれいな音を出すための障害”になっているんです。

「音を割ってはいけない」と言う事を意識するあまり、

  • 大きな音を出す練習を怖がる
  • 結果、あなたの持っている”トランペットの鳴りの限界”を知ることができず
  • どう鳴らせばあなたのトランペットをきちんと鳴らせるか。を、あなた自身が知ることができない

トランペットの鳴らし方を知らなければ、きれいな音なんて出しようがないんですね。

なので、

  • 練習をした日に必ず1回はやる
  • 音の出だしはタンギングをしないで「Foo-」で出す(アンブシュアを壊さないため)

この譜面を(指揮者がいない時のフェルマータは、2倍の長さで吹くのが目安です)

音を割るぐらいまで、めいっぱい爆音を出した方がいいです。

pppからfffまでをまんべんなく練習しましょう

これは、管理人が専門学校で、プロの先生に教わった練習で、今でも実践している練習です。

それは、

  • ppp(ピアニッシシモ)からfff(フォルテッシシモ)までのクレッシェンド
  • fff(フォルテッシシモ)からppp(ピアニッシシモ)までのデクレッシェンド

です。やり方は、

  1. 拍数は8拍
  2. 音の出だしはタンギングをしないで「Foo-」で出す(アンブシュアを壊さないため)
  3. テンポはあなたの息が持つ限界まで遅く(72~76位がやりやすいでしょう)
  4. クレッシェンド、デクレッシェンド、どちらもスムーズに

ですね。

クレッシェンド

デクレッシェンド

  • pppはあなたの音の出せる限界まで小さい音で
  • fffは音が割れるのを恐れずにやってください

これをやらないと、トランペットが鳴るようにならないんです。

吹奏楽で一番使う、p(ピアノ)からf(フォルテ)までのダイナミクスを、きれいな音で表現できないんですね。

この練習をすることで、指揮者からの

  • もっとフォルテで!
  • もっとピアノで!
  • 音色気を付けて!

と言う、「多少ムチャ振りな」指示にも答えることができるようになります。

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トランペット本体とマウスピースの点検は必須です!

きれいな音を出すために一番大事なことなのですが、一番おろそかにされている事。

それが、トランペットとマウスピースの点検とメンテナンスです。

  • トランペット本体の管内洗浄は必須
  • トランペットの管の5㎜以上のへこみ、ベルのゆがみなどは修正が必要
  • マウスピースのシャンクのゆがみ、リムの大きな傷なども修正が必要

です。

あなた自身ができる範囲はあなたがやり(管内洗浄くらいはやれるようになりましょう)。

無理そうなものは、楽器店に点検や修理依頼を出しましょう。

トランペットやマウスピースのコンディションが良くなければ、あなたがどんなに練習を頑張ろうが、きれいな音は絶対に出ません。

トランペットのきれいな音を聞きまくりましょう

ここはセオリー通りで書きますが、やっぱり「きれいな音のイメージ」があなたの中にないと、きれいな音を出せるようにはなりません。

と言う事で、

  • 音源(CDやダウンロード音源など)
  • コンサートやライブ(できるだけマイクを通していないもの)
  • 動画サイト

などから、音を聞きまくりましょう。ここで、イメージづくりができます。

最後に

いかがでしたでしょうか。トランペットのきれいな音の出し方をテーマに、

  • きれいな音を目指す限り きれいな音は出せるようになりません
  • “音を割る”ことを怖がらないようにしましょう
  • pppからfffまでをまんべんなく練習しましょう
  • トランペット本体とマウスピースの点検は必須です!
  • トランペットのきれいな音を聞きまくりましょう

の5つの項目に分けて書いてきました。

かんたんに言ってしまうと、きれいな音と言うのは、

  • ホール規模の大きさでも十分響きわたる音であり
  • ダイナミクスや音域で”余裕をもって出せる音”

なんですね。なので、あなた自身が、

「あなた自身のトランペットの限界を知る」ことが、きれいな音を出すための第一歩

なのです。

ですので、今まで「あなた自身が決めていた限界」を、やぶることが大事だったりします。

ものはためし、やってみて下さい。

それから、体の使い方や、口の使い方も習いましたが、これは活字で伝えるのは危険ですので、書いていません。

もし、そこまでやってみたいのなら「プロのレッスンを受けて」ください。

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