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吹奏楽コンクールで緊張する原因とは?慣れる為のコツを解説

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

吹奏楽コンクールでの「心臓が飛び出しそうな」緊張感。あれって本当にイヤですよね。

管理人も中学、高校と吹奏楽をやっていたので、「吹奏楽コンクールの洗礼」を受けています。

(それでも、初めてコンクールメンバーに選ばれたのが中学2年の時で、1年ちょっと時間をもらえたのはホッとしましたが)

それで初めてコンクールメンバーに選ばれた時は、演奏直前までプレッシャーで吐きそうになってて、本番を終えた時は、「なんとか乗り切った感じ」しかなく、

もちろん「演奏の出来など考える余裕はなかった」です。

あなたは同じような心境になっていませんか?

この記事では、吹奏楽コンクールで緊張する理由と、解決法について3つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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吹奏楽コンクールで緊張する理由って何?

吹奏楽コンクールで演奏するのがなぜ緊張するのかと言えば、1番の原因は、

「ミスをしないように演奏しなければいけないから。」

ですよね。

もうちょっと細かく見ていくと、

  • そもそも、コンクールなので「演奏を審査、評価」される
  • 他の学校と「比べられて」評価が出る
  • 1発勝負でやり直しがきかない
  • 吹奏楽コンクールの審査は”減点法”
  • 客席の観客の多くは他校の吹奏楽部員(ライバル)なので、カッコ悪い所を見せられない
  • とは言っても、他の学校を見ていると「なんか上手そう…」と根拠のない不安を持つ

(会場に漂っている独特の”アウェイ感”…。あれは、本番に慣れている管理人でもビビります)

など。

そして、

「演奏そのもの」は、ほとんどの学校が、これでもかと言うくらいに仕上げてきます。

ですが、「演奏以外の要素」つまり、

  • ステージでのセッティング
  • ステージでの自分たちの見せ方(魅せ方)

まで、考えている学校は少ないように見えます。

どういうことか?

次の章で書いていきます。

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吹奏楽コンクールと言う「”非”日常」に潜むワナ

普段の練習が「日常」ならば、吹奏楽コンクール本番と言うのは「”非”日常」と言えるでしょう。

そして、吹奏楽コンクール本番と言う「”非”日常」に備えて”演奏だけ”は、きちんと仕上げてくる学校が多いです。

ただ、演奏以外の要素、一言でいうと、

コンクールのステージでしか味わえない「普段の練習と違う雰囲気」に”のまれないように対応する”練習

は、している学校が少ないように思えます。

具体例をあげましょう。

  1. 普段の練習場とは違うステージの広さ
  2. 普段の練習場とは違う音の響き
  3. 普段の練習場とは違う気温(ライトの熱)
  4. 普段の練習とは違う譜面台の高さと距離
  5. 普段の練習時間とは違う時間に始まる本番
  6. 普段の練習にない入場方法
  7. 普段の練習ではしない客席へのあいさつ(全員一斉に起立、指揮者”だけ”礼をする)
  8. 普段の演習では着ない「特別な服装」

など、これに慣れるための練習は、そもそも「しにくい」ですよね。

そして、

9.やや暗い照明の中ステージに入り
10.客席が怖くて直視できない
11.準備ができると照明が明るくなる
12.そして、アナウンス
(「〇番○○学校、○○作曲、○○(曲名)、指揮○○」と言うもの)

と、9~12で一気に緊張する方も多いんじゃないでしょうか。

つまり、

これら”演奏以外の練習”も普段からどれだけやっているか。

も決してバカにできない要素だという事です。

1~12、全部をやるのは、現実的に厳しいと思います(やれるにこした事はないですが)。

が、最低、

4.普段の練習とは違う譜面台の高さと距離
→練習と本番で違わないようにする(距離が難しいなら、せめて左右方面の置く場所は決める)

6.普段の練習にない入場方法
→どのパートがどの順番で入るか?上手(右側)から入るか、下手(左側)から入るか実際にやってみる

7.普段の練習ではしない客席へのあいさつ(全員一斉に起立、指揮者”だけ”礼をする)

12.そして、アナウンス
(「〇番○○学校、○○作曲、○○(曲名)、指揮○○」と言うもの)
→部員の誰かに言ってもらうか、録音してもらったものを流すか

を、普段の練習で1日1回はやれば、本番の緊張度もだいぶちがうでしょう。

次の章では、緊張するもう一つの要素

「本番のステージでは客席にいい所見せたい!」

と、「誰もが無意識に持つ感情=緊張の原因」への対処法を書きます。

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吹奏楽コンクールでは普段の力は出しにくい

吹奏楽コンクールで緊張しないためには、

「どれだけ”普段通りの自分の力”を出せるか?」

にかかっています。

そして、一般的に本番(特にコンクールのようなもの)で出せる力は

「普段の自分の”70%程度”」

と言われていますね。

具体例でいうと、

  • 普段の練習で”ギリギリ指が回っている”フレーズとか
  • 普段の練習で”ギリギリ出せている高音”
  • 普段の練習で”ギリギリ出せているpp(ピアニッシモ)”

は、本番では出せないと思った方が良いです。

なので、本番で「100%に近い数字」を出したいなら、練習段階で「130%」まで仕上げに行く

という気持ちは必要でしょう。

目安としては、

  • 「ギリギリできているから良かったぁ♪」ではなく
  • 「もうちょっと余裕をもって出来るようにしておこう!」

ですね。

逆に、「危なそうなところをごまかす」と言う手もあるにはありますが、むしろこちらの方がよほどテクニックがいります。

審査員に、「あ…。ごまかしたな…」と悪いイメージを与えないようにしなければならないので。

できれば「130%に仕上げる方」をおススメします。

最後に

いかがでしたでしょうか。

吹奏楽コンクールで緊張する原因と対処法について、

  • 吹奏楽コンクールで緊張する理由って何?
  • 吹奏楽コンクールと言う「”非”日常」に潜むワナ
  • 吹奏楽コンクールでは普段の力は出しにくい

の3つの項目に分けて書いてきました。

それと、学生さんだと特に目立つのが、「人間関係が原因で十分な力を出し切れない」という問題。

コンクール前に人間関係の問題が出てくると、一生懸命サウンドを作ろうとしても、どうしても「合わせきれない所」が出てきて、あせりも出てきて悪循環…。

そして、いざコンクールに出ても不本意な成績に終わる。

これに関しては、本当に早い段階で「吐き出しあった方が良い」です。しかも徹底的に。

2,3日練習せずにミーティングに使ってでも解決した方が良いです。

ミーティングをして「練習しなかったブランク」よりも、後々、取り返しのつかない”コンクールでの減点要素”を抱える事になります。

「コンクールの為だから…」と、モヤモヤした想いを、

ため込んで
ため込んで
ため込んで…

爆発させてしまうよりは、早い段階で解決したいものですね。

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