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「どうすればきれいな音が出るんだろう…。」
トランペット吹いていると必ずぶち当たる”カベ”ですよね。
管理人も吹奏楽部でトランペットを始めたときに、音が出せなくて、かといって先輩からのアドバイスもなく、
- なのに先輩方からは「音汚ねぇな!」と罵倒され
- 教えてくれと聞いても「自分で考えろ!」と言われるだけ
要するに先輩方も、「どうすれば綺麗な音が出せるのかの方法を知らない」から教えられなかったんですよね。
社会人で独学でやっている方も、状況は同じだと思います。
ですので、プロのレッスンを受けて、「綺麗な音を出せる方法」を管理人が教わってまいりました!
(というか、音楽学校に2年間在籍し、きちんと習ってきました)
その方法を紹介していきます。どうぞご覧ください。
真っ先にやる事は、音のイメージを頭に刷り込むことです
初心者の方や、「綺麗な音が出ない…」と悩んでいる方の多くは、ウンウン考えながら、「ずーっと吹き続けて」いるんですよね。
実は、これが最大の落とし穴なんです。ズバリ言いましょう。
「トランペットの綺麗な音」の”基準になる音”が、あなたの頭と体に刷り込まれない限り、トランペットで綺麗な音は出ません。
- 身近にきれいな音を出すトランペット吹きがいるとか
- プロの演奏をいつでも聞けるような恵まれた環境にいる
ならば最高なんですが、実際そんなに恵まれた環境にいる人はいません。今の管理人もそうですし、あなたもそうですよね。
ですので、
- CD(買う、レンタルする、図書館で借りるなど)
- ダウンロード音源(違法ダウンロードはだめですよ)
- Youtube、ニコニコ動画等の動画サイト
等を徹底的に聴きつくしましょう。次の章で、参考になる具体的なトランペット奏者の名前をあげていきます。
具体的に参考になるトランペット奏者の名前
それでは、具体的に参考になるトランペット吹きの名前をあげていきましょう。
とにかく、一人の音色を聞きたいというあなたには、
- セルゲイ・ナカリャコフ
- ティーネ・ティング・ヘルセット
- アンドレ・アンリ
「いつかは他の人と合わせたい」と思っているあなたには
・アドルフ・ハーセス
がおススメです。
“綺麗な音”を頭と体に覚えさせることが目的なので、「高音」や「早いフレーズ」は聞き流して良いです。音色をじっくりと聴きましょう。
そして、
- 音源を聴く
- トランペットを吹く(ロングトーンでいいです)
を、何度も何度も繰り返してください。そうすることで、「どうすればこの音色が出せるか?」を体が試行錯誤し始めます。
クラシック系の音源をオススメする理由
前の章であげたトランペット奏者は全員、クラシック系のトランペット奏者です。
「いや、私はクラシックよりもジャズをやりたいんです。ジャズ系の奏者を教えてください。」
と、そう思われましたか?
実際管理人も、ジャズ、ポップス系のトランペットを得意としており、音色はジャズ、ポップス系です。
(実際、楽器をやらない方に管理人の音を聞いてもらうと「ジャズ、ポップス系の音だね」と必ず言われます)
それでも、クラシック系のトランペット奏者しか紹介していないのには理由があるんです。その理由とは、
- クラシック系のトランペット奏者の音源は、一番「生の音に近い音」で聴けるから
- まずは生のトランペットの綺麗な音を覚えこんでほしいから
なんです。
- クラシックの音は、「生の音をできるだけ再現する方向で録音されている」のに対し
- ジャズやポップスは「いかにカッコいい音で聴かせるかを考えて録音されている」んですね
なので、ジャズやポップスのトランペットの音色は、録音技師が音をかなりいじっていて、まねができないんです。
なので、クラシックのトランペット奏者だけをあげました。綺麗な音を出せるようになれば、ジャズ、ポップス系の音は応用がききますので、まずはクラシックの音色をイメージして吹くようにしてください。
それから、「トランペットを吹いてみた」系で人気を集めている、YouTuber(ユーチューバー)の音は参考にしない方が良いと思います。
ほとんどの方が音をいじっていて、まねをしようとしてもできないからです。
最後に
いかがでしたでしょうか。トランペットで綺麗な音を出すため、
- 真っ先にやる事は、音のイメージを頭に刷り込むことです
- 具体的に参考になるトランペット奏者の名前
- クラシック系の音源をオススメする理由
ということを書いてきました。
もしあなたが、初心者だったり、「トランペットで綺麗な音が出ない…」と悩んでいるのでしたら、一旦吹くのを休んで、
「トランペットの綺麗な音とはこういうものだ。」と、音源をじっくり聴きこんでみて下さい。
そして、最後に一番の注意点をあげます。
「はぁ…うまいなぁ…こんなきれいな音、自分には出せない…」
と自信をなくさないでくださいね。
そうではなくて
「どうやったら、こういう音を出せるんだろう」
という方向に考えを持っていくように心がけてください。
あなたが参考にしている人たちだって、「どうやったら綺麗な音が出せるんだろう」って試行錯誤しながら、あの音を出せるようになったんです。
必ず出せるようになります。頑張りましょう!