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久しぶりにトランペットを吹くと、
- 音がうまく出ない
- 筋肉がうまく使えていない
- 指が回らない
- タンギングが遅くなった
のようなことが起こりがちで、ブルーになる事が多いですよね。
「前はできていたのに、全然できなくなっている」
と悩み、ひたすら練習をする方も多いでしょう。
それでもなかなか昔の勘が取り戻せないと、そんな自分に”イラっ”としたりもします。
管理人もそんな体験を何度も味わったクチです。
管理人は、一番楽な方法として「プロの手」を借りました。
その時に教わった事を参考に、4つの項目に分けてこの記事を書いています。
どうぞご覧ください。
「トランペットの点検」が最優先項目です
まずは、
トランペットとマウスピースの点検と(できれば)お手入れをすること
をおススメします。
理由は、久しぶりに吹いて「調子の良くない原因」が、
- トランペットの側にあるのか?
- それとも吹いているあなたの側”にも”あるのか?
を切り分けるためです。
本当はトランペットの側にも原因があるのに、上手く吹けないと「自分自身を責めがち」ですよね。
なので、
- 管内洗浄(できれば、やることをおすすめします)
- マウスピースのスロートをマウスピースブラシで洗う
- バルブオイルをさしてピストンの動きをよくする
- 抜き差し管にオイルやグリスをさす
などをやって、
「トランペットをあなたの納得の行くコンディション」まで持っていけば、あとは「自分自身の練習不足だ」と納得して練習に集中できます。
(本当は、ショップに持ち込んで点検してもらうのがベストなんですが、できる範囲で、ですね)
楽器のコンディションを「できるだけ良い状態」に持っていけたら、”勘”を取り戻すための練習に入るわけですが、
あくまで”管理人の個人的感想”と前置きしたうえで、
「最初はあまりやらない方が良いんじゃないのかなぁ…」
と思える事を次の章で書きます。
アタックとタンギングは控えめに
トランペットを「吹けていた昔の状態に戻す」には、
- アンブシュアを思い出す
- アンブシュアを整える
は、真っ先にやっておきたい事です。それで、できれば「(最初のうちは)あまり多用しない方が良い」と思えるのが、
- アタック
- タンギング
ですね。
- アンブシュアを整える事と
- タンギングのような舌の動かし方
の両立って結構厳しいです。タンギングをすると音が「プスッ」と出なくなることも多いですし。
(音が「プスッ」と出なくなるたびにアンブシュアが崩れているわけです)
可能ならば舌の運動は最小限におさえて、
- 音の出だしはエアータンギングで出し
- 教本はスラーで書かれているものから始めて(ただしリップスラーは控えた方が良いです)
- タンギングは音がそこそこ出はじめるまで我慢する
方が良いでしょう。
「舌でアタックさせないと音が出せない」
ような状態なら仕方ないかなと思うんですが、アンブシュアが整わないうちから舌に頼って音を出していると、どうしても音色が汚くなますし。
- アンブシュアを整える
- タンギングの練習は音が安定して出せるようになってから
と段階を踏んだ方が、「昔の勘を取り戻しやすい」と、経験として感じています。
その最大の手助けになっている事を次の章で書きます。
吹くのと同じくらい「聞く」
もし可能なら、練習するだけでなく、
あなたが憧れるトランペット奏者の演奏を聞く事
も合わせてやりましょう。
あなたがモチベーションを保てるような、「ほど良いレベルの演奏」を探して聞くと良いですね。
- 世界トップレベルの上手い奏者を聞いてもOKならそれがベストですし
- 逆に自信をなくしそうなら「手が届きそうなレベルの演奏」を聞くのもOK
です。
「聞いて頭の中にトランペットを吹くためのイメージを作る事」って、バカにできない作業です。
練習をして煮詰まった時など、休憩がわりに1曲聞くことをおススメします。
それで結局はこの結論にたどりつくのですが、興味ありましたら次の章をご覧下さい。
可能ならばプロに習いましょう
「トランペットを久しぶりに吹いて音が出ない」状態になっている時に、少しでも早く勘を取り戻したいなら、やはり、
- プロトランペット講師
- プロトランペット奏者
のレッスンを受けるのが1番です。プロの手を借りる事で、
- あなたのフォームを客観的に見てもらえて
- あなたに合ったフォームを改めて教えてもらい
- そのフォームを覚えこむ
- (時には)あなたに合ったマウスピースも提案してもらえる
これが可能になり、その後にまた数か月単位のブランクをあけるような事があっても、勘を取り戻しやすくなります。
- 自分に合ったフォーム
- 自分に合った道具
これを一度”固めて”しまうと、本当に楽です。
「本気で」また吹けるようになりたいなら、プロの手を借りる事をお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「トランペットを久しぶりに吹く時の注意点」をテーマに、
- 「トランペットの点検」が最優先項目です
- アタックとタンギングは控えめに
- 吹くのと同じくらい「聞く」
- 可能ならばプロに習いましょう
の4つの項目に分けて書いてきました。
ざっくりまとめますと、
- トランペットやマウスピースのコンディションを整え
- あなたに合ったフォームを再確認し
- そのフォームを改めて体に覚えこませ
- 覚えたフォームをいつでも”再現”できるようにする
- さらに「イメージする力」をつけるとなお良い
これを実践することによって、トランペットを久しぶりに吹く場合でも、比較的「勘を取り戻しやすく」なります。
できれば「プロの手を借りつつ」これをやる事をお勧めします。