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「トランペットのマウスピースに金メッキをかけたい」
いいですね~♪
- 口当たりがいいと聞いた
- 友人知人におススメされた
- サウンドが引き締まると聞いた(金メッキをかけた分、ほんの少し重量が増えるので)
- なんていってもカッコよさそう
など、理由はなんでも良いと思います。金色にすることで、「大事に使おう」と、思う事もできるかもしれませんし。
ただ、金メッキ加工をしてもらうにはそれなりのお金がかかります。
なので、慎重にやる必要があります。そして、お金をケチると、かなり痛い目に会います。
この記事では、金メッキ加工をされた、トランペットマウスピースを手に入れるために重要な事を、3つの項目に分けて書いています。
どうぞご覧ください。
マウスピースを金メッキする手順をざっくり紹介
それではさっそく、「トランペットマウスピースを金メッキする方法」を紹介しましょう。
(さらに、より手間をかけずに、より安くあげる方法ですね)
- トランペットマウスピースを金メッキしてくれる楽器店をさがす
- そのお店で”新品のトランペットマウスピース”を買う
- マウスピース本体代+金メッキするための料金の合計額を支払う
- マウスピースを預ける
- 電話番号を教える(金メッキ加工完了の連絡をもらうため。当日中には出来ない事がほとんどです)
- マウスピースを取りに行く
すごいざっくりとですが、こんな流れになります。
ただ、お店やメーカーによっては、「金メッキ加工済み」のものが置いてあったりするので、見つけられればラッキーですね。
(トランペットに詳しい人が、よく行くような楽器店に多いです)
それで、あなたに注目していただきたいのが、上で書いた、
2.そのお店で”新品のトランペットマウスピース”を買う
そう、「新品のトランペットマウスピースを買う」と言うのが、とても大事なんです。
なぜ、「新品のトランペットマウスピースである事が重要なのか?」を、次の章で書いていきます。
金メッキをするには下地処理が必須です
トランペットマウスピースに多く使われている、真鍮と言う材料なんですが、「直接金メッキをのせることができない」んです。
- 一旦銀メッキをして(すでに銀メッキがされていればそれを使います)
- 銀メッキの表面を、金メッキがのりやすいように”処理”して
- 金メッキをのせる
と、いう手順をふみます。
一般的には、表面が滑らかな方が、金メッキはのせやすいと言われています。なので、
当然、使い込まれていない新品のマウスピースの方が、下地処理の手間が少ない(状態によっては不要)ので、安く上がります。
中古で表面が小傷だらけの”使い込まれたマウスピース”だと、下地処理手数料を別に取られることが多く、その金額が安くても数千円と、バカになりません。
「すでに絶版になっているマウスピースを中古でやっと手に入れて、どうしても金メッキにしたい」
と、言うのでもなければ、新品を買った方がいいでしょう。
次の章では、
- やってはいけない事
- またはやるのなら細心の注意をはらってやってほしい事
をあげていきます。
これをやると後悔する!「やってはいけない事」とは
ズバリ言いますと、
「通販やフリマアプリ、オークションサイトで、金メッキ加工済みのマウスピースを手に入れる事」
ですね。
(「初心者さんやトランペット歴の浅い方」は、です。詳しい方、失敗覚悟で買うつもりの方には、もちろん当てはまりません)
少なくとも、新品マウスピース+金メッキ加工代よりは安く出ているので、手を出したい気持ちは分かります。
ですが、マウスピースは、本当に現物をみて試奏してみないと、その本性が分からないものです。なので、正直言っておススメはできません。
ただ、実際にお店で試奏して、買うメーカーや型番を決めたうえで、
- 通販
- フリマアプリ
- オークション
を物色するのなら、一応アリと言えばアリですが、マウスピースも同じ品番でも個体差があると言われていますので、
- 口当たりが違うとか
- 吹いた感触が違うとか
- 響きが違うとか
は、十分あり得ます。
それと、もう一つ怖いのが、「シャンクとマウスパイプとの噛み合いが良くない場合」ですね。
知らずに買うと、
- マウスピースがゆるすぎて、ガタついたり
- きつすぎて、十分に入っていかない(ピッチのずれに直接つながります)
なんてことになり、”お金をドブに捨てる”事に、ほぼ近い状態になります。
特に
- あなたの持っているトランペットが、ヤマハかバック以外である
- あなたが「買おうとしているマウスピースが、ヤマハかバック以外」である
の、2つの条件がそろってしまった場合には、必ず楽器店で”現物を見て試奏して買うほう”を、選んでください。
管理人は、某フリマアプリでバックのマウスピースを買って、「ゆるすぎてガタついた」経験をしています。
(管理人のヤマハトランペットはもちろん、友人のバック180MLストラッドを借りて試しましたが、ガタつきました)
最後に
いかがでしたでしょうか。「トランペットマウスピースに金メッキをかける」事をテーマに、
- マウスピースを金メッキする手順をざっくり紹介
- 金メッキをするには下地処理が必須です
- これをやると後悔する!「やってはいけない事」とは
の3つの項目に分けて書いてきました。
管理人も1本だけ金メッキ加工されたマウスピースを持っていますが、口当たりがいいのと、マウスピースを唇で滑らせやすいですね(音の移動が楽になります)。
あと、気持ちですが”音がズシっとしているというか、芯がある”というか、そんな感じがします。
とはいえ、金メッキをかける費用分の違いを感じるかと言うと、管理人はそんなに感じなかったので、メインマウスピースは、銀メッキのままで使っています。
だいぶ使い込んで、結構細かい傷がついてしまったので、下地処理代を考えると今のままでいいかなと。
最後に言いますと、金メッキをしようと思ったら、
- 新品のマウスピースを買う
- そのマウスピースと長く付き合う覚悟を持つ
- 買ったら吹かずに、即金メッキ加工を依頼する事
ですね。少しでも安く、安全な「金メッキ加工マウスピース」を手に入れようと思ったら、それがベストです。