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「トランペットを吹き始めると、どんな口(アンブシュア)で吹けば鳴らせるのか?」
っていうのは、悩みますよね。そして環境によって、
- だれもトランペットをやっていなくて教われない
- トランペット吹いている人はいるけど教え方が分からない人ばかりで教われない
- “教えたがり屋”が寄ってたかっていろいろ言うので答えが分からない
というのが、初心者のあなたにとっての「あるある」だと思います。
この記事では、
- あなたがトランペット初心者としてどういう立場の人で
- 立場によって、どういう教わり方をすればいいのか?
を書いています、どうぞご覧ください。
アンブシュアのアドバイスを聞く必要がない人 ある人とは?
まずは、バッサリと、「アンブシュアのアドバイスを聞く必要がない人、ある人」を話します。
アドバイスを聞く必要がない人は、
- プロトランペット奏者になるつもりなど全くない
- 趣味として割りきってやるつもり
に当てはまる人。あなたがそうなら、他人のアドバイスなど「大きなお世話」でしかないですもんね。
「もうちょっと上手くなりたい」と、あなたが必要に感じたら聞けばいいだけの話です。
管理人も、初心者さんがいくら音が出なくて苦しんでいようが、「教えてください」と頼まれない限り、一切口出しはしません。
そして、管理人自身だって、こちらが頼みもしないのに勝手にアドバイスをしてくる人が来たら、「役に立ちそうな情報だけ」聞いて、他は聞き流します。
そして、アドバイスを聞く必要がある人は
- 音大を目指す人
- プロトランペット奏者に”本気で”なりたい人(特にクラシック系)
はアドバイスを聞いてください。
たとえ「あなたが納得がいかない理不尽なアドバイス」でもです。
(“本気で”と念押ししたのは、いわゆる「プロ志向」を自称する人で、本気でプロになりたい人って、実は100人中10人もいないからなんですね。)
音大でクラシックを学ぶという事は、
「数百年と言う歴史をかけて作られてきた、”型”を学ぶ」
という事を意味しますので。
「型を学ばずに自己流でやる」と言うのは、100年に1人出るかレベルの天才にしか認められません。クラシックの場合は。
また、初心者のうちからあなたに合ったアンブシュアでスタートできるのはやはりいいことですし、
- アドバイスを聞いて実践してみる
- 根気強く練習する
- いい結果が出た場合でも、悪い結果が出た場合でも検証する
- 結果、あなたのノウハウとして蓄積される
プロトランペット奏者になるとか、音大で実のある学校生活を送ろうと思ったら、上にあげた4つの事は、絶対にやらなければいけない事なので。
- 失敗するかもしれません
- 最終的にあなたがつぶれてしまうかもしれません
でも、そうなってしまったら、「あなたがその程度の才能の持ち主でしかなかった」と言う事です。
厳しい言い方になりますが、自分の才能に見切りをつけるなら早い方がいいですし、
また、つぶされたくなったら、上の4つの事を実践し、「つぶされない知恵」をつけることも必要なのです。
アドバイスをしている人間が誰なのか?は見極めてください
前の章で、
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アドバイスを聞く必要がある人は
- 音大を目指す人
- プロトランペット奏者に”本気で”なりたい人
はアドバイスを聞いてください。たとえ「あなたが納得がいかない理不尽なアドバイス」でもです。
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と、書きはしましたが、アドバイスを受ける相手はきちんと見極めてくださいね。
一番危険なのが、「吹奏楽部経由で音大へ行こうと思っている人」です。
これは正直言わせていただきますが、吹奏楽部の顧問の先生や先輩のアドバイスは、ほぼアテになりません。
最低でも、
- 生徒を音大へ入学させた実績のあるトランペット講師か
- あなたが目指している音大の先生
のアドバイスを聞くようにしましょう。
本当はプロトランペット奏者も入れたかったのですが、入れなかった理由を次の章でお話しします。
プロ奏者だから正しいアドバイスをしているとは限らない
「プロのトランペット奏者に教わりたい」と思っている方も少なくないのではないかと思います。
実際管理人もいまだに、たくさんのプロ奏者のレッスンを受けたり、話を聞いたりしていますから。
でも、プロトランペット奏者をあげなかったのには、理由があるんです。その理由とは、
- 演奏は上手いかもしれないが、アドバイスがうまいとは限らない
- 教える事より、自分の演奏を優先する
からですね。結構言われている事ですが、管理人は実際に経験してしみじみ感じています。
また、プロのトランペット奏者は、きちんと勉強や練習をして、きっちりとした自分のスタイルを持っている人が多く、
「自分のスタイルや考え方は絶対」みたいに思っている人も少なくないんですね。
例えば、管理人が「プロトランペット奏者のAさんはこう言っていました」というと、
「いや、その考え方には賛成できないな。」と全否定する方も少なくないですから。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「初心者さんがアンブシュアのアドバイスを受ける必要があるか?」というテーマで、
- アンブシュアのアドバイスを聞く必要がある人 ない人とは?
- アドバイスをしている人間が誰なのか?は見極めてください
- プロ奏者だから正しいアドバイスをしているとは限らない
の3つに分けて書いてきました。
特に初心者さん相手にアンブシュアのアドバイスをしたがる人って、”アマチュアの人”が圧倒的に多いんです。
プロで言う人は少ないですね。ましてや趣味で楽しくやっている人に対してはなおさら言いません。
管理人も、はっきりと頼まれない限りはアドバイスなんかしませんし、初心者さんに熱心にアドバイスをしている人を見ると、
「熱心さは認めるけど、人に教えるヒマがあったら、自分のトランペットを鳴らす努力した方がいいんじゃないかなぁ…」
と思いながら、横目で見ています。
結論!
「トランペットアンブシュアを初心者さんが教わるなら、プロの方から教わりましょう。」
ですね。