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初めからカミングアウトしますと、管理人、タンギングがめっちゃ苦手です。
もともと苦手な上に、タンギングは、歳を取ると、どんどんスピードが落ちてくるもので(泣)。
四分音符=120くらいのテンポの曲で16分音符だと、もうすぐにダブルタンギングに逃げます。
ええ、それで「トゥクトゥク」の「ク」の部分をどれだけキチンと発音させて、アーティキュレーションを合わせるのか必死です。
そんな修羅場(笑)にあっても吹いてこられたのは、専門学校時代にプロの先生に習った”ダブルタンギングの発音の考え方”を身につけたからで。
あなたも今同じ悩みをもって、この記事を読んでいますか?
この記事では、
- ダブルタンギングの発音方法
- できるだけクリアに発音するやり方
について3つの項目に分けて書いています。どうぞご覧ください。
ダブルタンギングの発音は”ドゥガドゥガ”がおススメです
ダブルタンギングと言うと、トゥクトゥクトゥクトゥクと発音して、どうしても「ク」が甘くなりがち。と言うのがパターンです。
かといって「”ク”をハッキリ出そう」とすると、そもそも音が出なくなるし(泣)。
これで悩んでいる方はかなり多いんじゃないかと思います。
じゃあどうすればいいかということなんですが、「ク」をハッキリ出せないとすれば、逆に、「トゥ」のほうを甘くするという方法がありますね。
例えば「ドゥ」と、発音する。「ドゥクドゥクドゥクドゥク」と。
どうでしょうか? ”ク”の発音の甘さそのものは目立たなくなったのではないでしょうか。
ただ、これだと根本的な解決にはなっていませんよね。問題点を2つ挙げると、
- 「トゥ」を「ク」の発音の甘さに合わせただけなので、全体的にはっきりしなくなるんじゃないの?
- 「ドゥクドゥク」だと、「ク」をハッキリ発音させるのが意外にしんどい
なので、”ク”を”ガ”にしてみます。そうすると、「ドゥガドゥガドゥガドゥガ」という発音になります。
トランペットを吹きながら、実際にやってみてください。
「ドゥガドゥガドゥガドゥガ」
どうですか?全体的に発音しやすくなったんじゃないでしょうか。
ダブルタンギングが難しい原因の一つとして、「トゥ」は舌で打ちやすいのに、「ク」は舌で打ちにくい。
このバランスの崩れが”ダブルタンギングの発音のしにくさ”につながり、「曲で使えない」という状態になっていることが多いです。
なので、「ドゥ」「ガ」と、”舌の打ちやすさを同じくらいのもの”にして、少しでもダブルタンギングをハッキリと発音しやすくしました。
記事の題名「ダブルタンギングの発音方法!「ガグゴ」のどれがベターか?」の答えは、
「ガ」が比較的おススメという事になります。
(このやり方と考え方、管理人が前に、結構有名なプロの先生に教わったものです)
「え…でも、”ドゥ”とか”ガ”って発音じゃ、ダブルタンギング甘くなるんじゃないの?」
という疑問を持たれる方もいるでしょう。あなたもそう思いましたか?
という事で、次の章でその答えを書きます。
タンギングの1番の役目は「息をせき止める事」です
まずはそもそもの話なんですが、
- タンギングの一番の役割は、息をせき止めることであり
- “舌をどう当てるか”よりも”舌をどう離すか”のほうが重要
なんですね。そして、「タンギングの強さを決めるカギ」は、舌を離す瞬間の息の圧力で決まります。
- “トゥ”や”ク”と発音していようが、息の圧力が弱ければ甘いタンギングなりますし
- “ドゥ”や”ガ”で発音していようが、息の圧力が強ければハッキリとしタンギングになります
これを実感してほしいので、ためしに「全く息を吐かずにタンギング」をやってみてください。
タンギングそのものが甘くなるのが、あなたの体で実感できるはずです。
このように考え方を変えるだけでも、ダブルタンギングはハッキリとできるようになります。
それでは、次の章で、ダブルタンギングの練習方法について説明します。
ダブルタンギングの練習はメトロノームを使って
まずは、ダブルタンギングの練習方法なんですが、その前に、下の楽譜を見てください。
こちらの楽譜をダブルタンギングでできる方はかなり多いでしょう。
問題はこちらですよね。
音が変わる瞬間に”スカッ”と音が抜ける(出なくなってしまう)方は多いでしょう。
という事で、「練習方法を説明します」と言いたいんですが、まずは、
ダブルタンギングの前に、トリプルタンギングをマスターしていただきたいんですね。
アーバン金管教本でも、トリプルタンギングの練習が先に来ていることからもわかるように、
ダブルタンギングの練習を先にやってしまうと、トリプルタンギングをマスターするのが大変なんです。
なので、こちらのページから、トリプルタンギングの練習方法を見て、マスターしてください。
トランペットでトリプルタンギングをマスター!点検する項目とは
- レガートタンギングをマスターする
- メトロノームを使ってじっくりとやりこむ
の2点は全く同じなので、応用してください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
タブルタンギングの発音をテーマに、
- ダブルタンギングの発音は”ドゥガドゥガ”がおススメです
- タンギングの1番の役目は、息をせき止める事です
- ダブルタンギングの練習はメトロノームを使って
の3つの項目に分けて書いてきました。
一応、プロの先生に教わったものではありますが、管理人のフォームに合わせたものである可能性もあり、また、
そもそも”シングルタンギングですら、モソモソとした発音”で、あなたが吹いていた場合、
「ドゥガドゥガ」発音で練習するのはかなり危険で、おおもとの音の出し方から見直す必要があります。
このブログでは、口を酸っぱくして言っているんですが、可能ならば、”プロに正しいフォームを教わって、きちんとマスターして”下さい。
この記事と、あなたが教わっているプロの先生のいう事が違うならば、当然プロの先生の言う事を聞いていただきたいです。
お金は少々かかりますが、結局、「一番泣かなくて済む道」ですので。