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トランペットを吹く時の譜面台の置き方とは?ジャンル別解説

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

「トランペットを吹く時の譜面台の置き方」

管理人もプロの方から話を聞かせてもらうまでは、全く気にしたことがありませんでした。

専門学校の時も教わりませんでしたし、ポピュラー系を吹く時には「暗譜が基本」なので、考える必要がなかったんですよね。

(バンドのサポートで「楽譜当日渡し」と言う時には、譜面台を立てて吹いていましたが)

ですが、久々に吹奏楽を吹く機会に恵まれて、楽譜を読む機会が増えたのと、プロの方にも話を聞くと、

意外と、ポピュラー系の方でも譜面台の置き方にこだわっている方が多かったんですね。

それで、管理人自身もいろいろ試すようになったのですが、これが結構面白くて。

この記事では、「トランペットを吹く時の譜面台の置き方」について、クラシック系、ポピュラー系と3つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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すべてのジャンルに共通する譜面台の置き方の基本とは?

これはジャンル問わずですが、まず第一に聴衆目線で考え、

観客に心地よい音が聞こえる事
(バンドによって華やかだったり、ダークだったり、まろやかだったり)

そして、他の楽器とのサウンド的なバランスを考えつつ、

  • トランペット”だけ”が「聞こえる」ようにしない
  • トランペット”だけ”が「聞こえない」ようにしない

を基準に

  • 譜面に当てる吹き方をするか
  • 譜面台を左右どちらかにずらして直接「観客席に音を飛ばすような吹き方」をするか

仮決めをして、最後に、奏者である

「あなた自身がきちんと読める位置」

に、正式に場所を決めます。

また、曲によっては”ベルを上下左右に動かし”て、

  • 一歩引いた方が良いところは「譜面台の譜面に音を反射」させたり
  • おもいっきり前に出るところは「直接客席に向かって音を出す」

と言うように使い分けられると、さらに良いです。

次の章からは、クラシック系、ポピュラー系などジャンル別の譜面台の置き方について書いていきます。

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クラシック系の譜面台の基本的な置き方と現実

まずはクラシック系から行きましょう。クラシック系の場合”座って演奏する”限りは、

譜面台はトランペットを構えた時の正面に置き、ベルの先には譜面がある状態

が基本です。

オーケストラや吹奏楽で、「客席正面にベルが向いている」場合は、ほかの楽器とのバランスをとるため。

ブリティッシュブラスバンドの場合は、「コルネットが弦楽器群のような役割を求められている」ので広がりのあるサウンドを目指すためですね。

ただし、音そのものは「譜面を通り抜けてもっと先に聞かせる」ような意識で吹かないと、客席に全く響かない音になりますので注意が必要です。

立って演奏する場合は、そもそも譜面台をあげられる高さに限界があります。

そして、「立って演奏する場合」と言うのは、ほとんどの場合”その楽器の音が引き立つ”サウンドが求められています。

なので、演奏者である「あなたが無理なく譜面を読める高さや場所」にセッティングするのが理想です。

ただし、現実は、

ステージが狭くて、正面に譜面台がなかなか置けないんですよね…。

だったりはしますよね。その時は、無理のない範囲でやってみましょう。

次の章では「ポピュラー系の音楽をやる時の譜面台の置き方」を書いていきます。

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ポピュラー系の場合の譜面台の位置はどうなるか?

ポピュラー系の場合ですが、レコーディングの時は、素直にレコーディングエンジニアさんに、

「譜面台、どうセッティングすれば良いですか?」

と聞くのが一番確実です。

使っているマイクによっても変わりますし、レコーディングエンジニアさんが「どんな音で録音したいか?」でも変わりますので。

ライブの時の譜面台の置き方は、

  • 「マイクを使いますね~」と言われたときはPA(ピーエー)さんに素直に聞く
  • マイクを使わない場合は演奏に邪魔にならなくて、譜面を読みやすい場所に置く

ですね。

それからポピュラー系でよく見かけるのが、”タブレット端末に入れた楽譜”を読むやり方。

これも全く同じです。ただ、紙の楽譜に比べて音の反射が違うと思うので、状況の応じてセッティングになると思います。

(管理人はまだ使っていないので…。でもタブレットに向かって音を当てるとどんな音がするのか、とても興味がありますね)

ただし、管理人は譜面台をしょっちゅう倒すので、こわさないか心配なんですよね…。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットを吹く時の譜面台の置き方」をテーマに、

  • すべてのジャンルに共通する譜面台の置き方の基本とは?
  • クラシック系の譜面台の基本的な置き方と現実
  • ポピュラー系の場合の譜面台の位置はどうなるか?

の3つの項目に分けて書いてきました。

それから、一段上のテクニックとして、譜面台の楽譜の素材にこだわって、響きの違いを試してみるのも面白いです。例えば、

・渡された紙の譜面をそのまま使うか、クリアファイルに入れた状態で使うか?
(あまり分厚いクリアファイルを使うと、音の抜けが悪くなるかもしれませんね)
・譜面台を折りたたみ式のものを使うか、オーケストラタイプのものを使うか?
・譜面台の角度で音がどう変わるか

などのように。

そして、自分の音をモニターするために、「わざと譜面台に音を当てる」と言うテクニックもあります。

ベルの正面に譜面台を置いていなくても、一瞬だけベルを譜面台がわに向けて、自分の音をモニターします。

広い場所で、自分の音が聞こえなくて、

  • ピッチが合っているか知りたい(吹いているうちに、ピッチがずれますので)
  • 自分の音が埋もれていないか知りたい

など。

この記事が参考になれば幸いです。

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