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トランペットをより楽に吹く方法とは?努力にプラスひと工夫

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

「トランペットを吹くのがシンドイ」
「もうちょっと楽に吹く方法はないのかなぁ…」

こんな風に考えながら、日々トランペットを吹いている方は多いんじゃないでしょうか。

トランペットって、音を出すのもきつければ、

  • 音を外しやすいし
  • 間違えると目立つからプレッシャーもすごいし

体力的にも精神的にも、「本当に疲れる楽器」ですよね。

ただ、その反面、

  • メロディ担当で、金管楽器の”華”担当ですし
  • 目立てるし
  • 演奏がビシッと決まった時のあの充実感と言ったら

やめられませんよね~。

ということで、

「やめられないから、楽に吹く方法、何かない?」

と思われる方のために、トランペットを楽に吹く方法の参考になりそうなことを、3つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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トランペットを楽に吹くための基本とは?

トランペットを楽に吹くための一番の基本なんですが、

「今のあなたのレベルに合ったトランペットで吹く」

になります。

  • きつすぎる楽器は、当然楽には吹けませんし
  • 逆に「音を出すのが楽すぎる楽器」も、すぐに限界が来ます

さらに具体的にに言うと、まだ初心者なのに、

  • ヤマハのXENO(ゼノ)
  • バックの180MLストラディバリウス(市場に一番出回っているモデル)

のようなモデルに手を出すと、「きつすぎて」吹くことさえイヤになると思います。

(きちんとプロの先生についてレッスンするのであれば、話は別ですが…)

かと言って、逆に「音を出すのが楽すぎる(ライトウエイトモデルと呼ばれるもの)」は、音量を出すのが難しいんですね。

ライトウエイトのモデルって、誤解を恐れずに言うならば、

「マイクで音を大きくして吹くこと」を前提としている、ポピュラー系の音楽用

に作られているんです。

音が出しやすい分、繊細なコントロールを必要とするので、きっちり鳴らすのは難しいです。

ですので、マイクを使わずに「生音で勝負」しなければならない時は、他の楽器に音量負けして、バテてしまう場合が多いんですね。

なので、予算に余裕があるのなら、あなたのレベルに合わせて、

  • 最初は「あなたに合ったほどほどの抵抗の」入門用モデルを買い
  • レベルが上がってきたり、どういう音楽がやりたいか決まってきたら

「それ用のトランペットに買い替えていく」と言うのがのが一番おススメではあるんですが…。

実際はそうもいきませんよね。

という事で、次の章では、「現実的な対処法」を書いていきます。

大きいマウスピースにチャレンジしてみる

らんぼうな言い方になりますが、音量を出したいなら、「大きなマウスピースを使う」のが一番手っ取り早いです。

大きなマウスピースにすると、音量はとても出しやすくなりますので。

あなたが今使っているマウスピースはどのメーカーの何番でしょうか?

一度確認してもらいたいのですが、ほとんどは下の番号

  • ヤマハなら11B4または11C4
  • それ以外のメーカーで7C

のマウスピ-スのはずです。

さらにそれ以外のメーカーなら、こちらのリンク

ベストブラストランペットマウスピース対応表(外部リンク PDFファイルです)

を参考にしてみてください。たぶん日本で一番詳しい対応表です。ヤマハやバックで言うと何番かが分かります。

それで、もし、ヤマハの11番台やバックの7Cに相当するようなマウスピースを使っていましたら、

  • ヤマハなら14B4や14C4
  • それ以外のメーカーなら3C

と、少し大きめのマウスピースに挑戦してみる価値があります。

「え…、大きいマウスピースにしたら、高音も出ないし、かえってきつくなるんじゃないの?」

と思ったかもしれませんね。

意外とそうもならないんです。

その理由について次の章で書きます。

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「出したい音量>現実に出ている音量」のギャップが原因です

これは、あくまで管理人個人の意見であり、あなたが「ちがう」と思えたのなら、聞いていただく必要はなのですが、

「楽に吹きたい」と思っている方の場合(高音を楽に吹きたい場合も含む)、

あなた自身が出したい音量>現実にあなた自身がフレーズや高音を楽に吹ける音量

のギャップに苦しんでいる場合が多いですね。

(理由はいろいろあると思いますが…「トランペット!音が聞こえない!もっと出して!」とか言われると…ですよね)

それで、あなたの体は「音量を出したいとがんばっている」のに、楽器側が「あなたの体のがんばりにこたえられない」と言うパターンにおちいっている、と。

例えば、大きな音を出そうと、

  • 息を入れてもマウスピースが小さくて受け止められない
  • 楽器の抵抗がなさすぎて、受け止められない

結果、あなたの体の側で「音を出すように無意識にがんばって」しまって、それがバテる原因だったり、吹いていてしんどい原因へとつながっていたりするのです。

なので、あなたの体の「大きな音を出したい」と言うがんばりを受け止める一つの方法として、マウスピースを大きくするというのがおススメなわけです。

特にクラシック系(吹奏楽系)の場合は有効な方法ですね。

そして、

大きな音をストレスなく出せるようになる事で、「意識を高音に集中させられる」ので、高音が出しやすくなる

ことも決して少なくないんです。良かったら試してみてください。

次の章では、

「いや!私は小さく浅いマウスピースで高音を出したいんだ」

と言うあなたのために、参考になりそうなことを書きます。

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ピッコロトランペット+浅いマウスピースの関係

不思議なもので、カップの浅いマウスピースでも”ピッコロトランペットで吹く”と、唇がカップにつかなかったりします。

B♭管のトランペットに比べて、吹くのがキツイ(たぶん抵抗がキツイ)と思われるピッコロトランペット。

(誤解されがちですが、「ピッコロトランペットは高音が出しやすい」はウソです。慣れないとまともに音さえ出ません)

となれば、B♭管のトランペットでも

  • トランペット側か
  • マウスピース側

のどちらかに、抵抗の増える様な事をすれば、「カップの浅いマウスピースでも、唇がカップにつかずに演奏できる」のかもしれません。

管理人は、この考え方の応用でビッグバンドなどで高音を吹いています。が、”具体的なやり方を言う事”は避けます。申し訳ありません。

理由は、管理人自身、現在、

  • 本当にその場しのぎ的にやっている方法で
  • 時期的に「プロに習いに行く」ことが難しく
  • 他人様には到底おススメできない方法

だからです。

(管理人は、正直「カップの浅いマウスピース」は、苦手ですが、必要にせまられて仕方なく…と言う理由なので)

そして、管理人の場合、たくさんのプロの方にレッスンを受けたり、話を聞いて「そこそこノウハウを持っている」からこそ、唇をを壊さずになんとかやれています。

どうしても”カップの浅いマウスピースで高音を出したい”のなら、プロに習った方が良いでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットを楽に吹く方法」をテーマに、

  • トランペットを楽に吹くための基本とは?
  • 大きいマウスピースにチャレンジしてみる
  • ピッコロトランペット+浅いマウスピースの関係

の3つの項目に分けて書いてきました。

最後に、特にマウスピースの方に言えるんですが、より多くのメーカーの試奏をする事をおススメします。

トランペット側とのバランスがうまく取れないと、高音も出せなければ、音を出すのもシンドイという事は、さほど珍しくありません。

参考にしてみてください。

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