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トランペットマウスピースを金メッキするには?確認する事4つ

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「トランペットのマウスピースに金メッキをかけたい」

いいですね~♪

  • 口当たりがいいと聞いた
  • 友人知人におススメされた
  • サウンドが引き締まると聞いた(金メッキをかけた分、ほんの少し重量が増えるので)
  • なんていってもカッコよさそう

など、理由はなんでも良いと思います。金色にすることで、「大事に使おう」と、思う事もできるかもしれませんし。

ただ、金メッキ加工をしてもらうにはそれなりのお金がかかります。

なので、慎重にやる必要があります。そして、お金をケチると、かなり痛い目に会います。

この記事では、金メッキ加工をされた、トランペットマウスピースを手に入れるために重要な事を、3つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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マウスピースを金メッキする手順をざっくり紹介

それではさっそく、「トランペットマウスピースを金メッキする方法」を紹介しましょう。
(さらに、より手間をかけずに、より安くあげる方法ですね)

  1. トランペットマウスピースを金メッキしてくれる楽器店をさがす
  2. そのお店で”新品のトランペットマウスピース”を買う
  3. マウスピース本体代+金メッキするための料金の合計額を支払う
  4. マウスピースを預ける
  5. 電話番号を教える(金メッキ加工完了の連絡をもらうため。当日中には出来ない事がほとんどです)
  6. マウスピースを取りに行く

すごいざっくりとですが、こんな流れになります。

ただ、お店やメーカーによっては、「金メッキ加工済み」のものが置いてあったりするので、見つけられればラッキーですね。

(トランペットに詳しい人が、よく行くような楽器店に多いです)

それで、あなたに注目していただきたいのが、上で書いた、

2.そのお店で”新品のトランペットマウスピース”を買う

そう、「新品のトランペットマウスピースを買う」と言うのが、とても大事なんです。

なぜ、「新品のトランペットマウスピースである事が重要なのか?」を、次の章で書いていきます。

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金メッキをするには下地処理が必須です

トランペットマウスピースに多く使われている、真鍮と言う材料なんですが、「直接金メッキをのせることができない」んです。

  1. 一旦銀メッキをして(すでに銀メッキがされていればそれを使います)
  2. 銀メッキの表面を、金メッキがのりやすいように”処理”して
  3. 金メッキをのせる

と、いう手順をふみます。

一般的には、表面が滑らかな方が、金メッキはのせやすいと言われています。なので、

当然、使い込まれていない新品のマウスピースの方が、下地処理の手間が少ない(状態によっては不要)ので、安く上がります。

中古で表面が小傷だらけの”使い込まれたマウスピース”だと、下地処理手数料を別に取られることが多く、その金額が安くても数千円と、バカになりません。

「すでに絶版になっているマウスピースを中古でやっと手に入れて、どうしても金メッキにしたい」

と、言うのでもなければ、新品を買った方がいいでしょう。

次の章では、

  • やってはいけない事
  • またはやるのなら細心の注意をはらってやってほしい事

をあげていきます。

これをやると後悔する!「やってはいけない事」とは

ズバリ言いますと、

「通販やフリマアプリ、オークションサイトで、金メッキ加工済みのマウスピースを手に入れる事」

ですね。

(「初心者さんやトランペット歴の浅い方」は、です。詳しい方、失敗覚悟で買うつもりの方には、もちろん当てはまりません)

少なくとも、新品マウスピース+金メッキ加工代よりは安く出ているので、手を出したい気持ちは分かります。

ですが、マウスピースは、本当に現物をみて試奏してみないと、その本性が分からないものです。なので、正直言っておススメはできません。

ただ、実際にお店で試奏して、買うメーカーや型番を決めたうえで、

  • 通販
  • フリマアプリ
  • オークション

を物色するのなら、一応アリと言えばアリですが、マウスピースも同じ品番でも個体差があると言われていますので、

  • 口当たりが違うとか
  • 吹いた感触が違うとか
  • 響きが違うとか

は、十分あり得ます。

それと、もう一つ怖いのが、「シャンクとマウスパイプとの噛み合いが良くない場合」ですね。

知らずに買うと、

  • マウスピースがゆるすぎて、ガタついたり
  • きつすぎて、十分に入っていかない(ピッチのずれに直接つながります)

なんてことになり、”お金をドブに捨てる”事に、ほぼ近い状態になります。

特に

  1. あなたの持っているトランペットが、ヤマハかバック以外である
  2. あなたが「買おうとしているマウスピースが、ヤマハかバック以外」である

の、2つの条件がそろってしまった場合には、必ず楽器店で”現物を見て試奏して買うほう”を、選んでください。

管理人は、某フリマアプリでバックのマウスピースを買って、「ゆるすぎてガタついた」経験をしています。

(管理人のヤマハトランペットはもちろん、友人のバック180MLストラッドを借りて試しましたが、ガタつきました)

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最後に

いかがでしたでしょうか。「トランペットマウスピースに金メッキをかける」事をテーマに、

  • マウスピースを金メッキする手順をざっくり紹介
  • 金メッキをするには下地処理が必須です
  • これをやると後悔する!「やってはいけない事」とは

の3つの項目に分けて書いてきました。

管理人も1本だけ金メッキ加工されたマウスピースを持っていますが、口当たりがいいのと、マウスピースを唇で滑らせやすいですね(音の移動が楽になります)。

あと、気持ちですが”音がズシっとしているというか、芯がある”というか、そんな感じがします。

とはいえ、金メッキをかける費用分の違いを感じるかと言うと、管理人はそんなに感じなかったので、メインマウスピースは、銀メッキのままで使っています。

だいぶ使い込んで、結構細かい傷がついてしまったので、下地処理代を考えると今のままでいいかなと。

最後に言いますと、金メッキをしようと思ったら、

  • 新品のマウスピースを買う
  • そのマウスピースと長く付き合う覚悟を持つ
  • 買ったら吹かずに、即金メッキ加工を依頼する事

ですね。少しでも安く、安全な「金メッキ加工マウスピース」を手に入れようと思ったら、それがベストです。

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