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トランペット息の吸い方!マウスピースを当てたままやるには

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

トランペットを始めると、まず「どうやって吹くの?」という疑問に当たります。で、吹き方が分かると、「音階ってどうやるの?」にステップアップ。

それで、個人でやっている方に多いのですが、「息ってどうやって吸うの?」と言う疑問に意識がいかない方が多いんですね。

ひと区切り吹いたら、トランペットを口から離して息を吸う事が多く、

  • セッションとか
  • バンドやコンボとか
  • 吹奏楽の合奏とか

“他人と演奏して、自分のペースでトランペットを吹けない状況”になり、トランペットを口から離せない状態に追い込まれて、初めて、

「息の吸い方ってどうやるの?!」

と言う疑問が出てきます。

この記事は個人でトランペットを練習しているあなたに向けて、息の吸い方をできるだけ分かりやすく書きました。

どうぞご覧ください。

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トランペットの息の吸い方のコツは「アイーン!」

トランペットを吹いている時に、息がなくなってきたので吸いたい。

しかも練習曲とかが演奏途中で、トランペットを口から離さずに息を吸わないといけない。

これ、トランペット初心者さんとか、トランペット歴が浅い方には結構むずかしいですよね。

普段の息の吸い方とは「ちがう吸い方」をしないといけないので。

まさに今、トランペットを始めたばかりで、このカベに当たっている方は多いんじゃないでしょうか。

  • 息を吸うとアンブシュア(トランペットを吹くための唇の形)がくずれて吹けなくなる
  • トランペット本体が古いものだと、”くさい空気”を吸ってしまって「うあああ!」と苦しむ
  • しかたがないので、トランペットを一度口から離して、息を吸って、トランペットをかまえ直す。所要時間数十秒…

とか。

なので、息を吸うときはマウスピースを当てた口の横から息を吸わなければいけないんですね。

【画像近日公開します】

「いや、だからぁ!それが出来なくて苦労してるんですってば!」

と、あなた、思っているでしょ( ̄ー ̄)ニヤリ

ハイ!やっと本題です。以下の事をやってみて下さい。

  1. 志村けんさん伝説のギャグ「アイーン!」を”口だけで”やる(手は必要ないです)
  2. 口の真ん中を閉じる(口の両端は開けているままでがんばる)
  3. その口をキープしたままトランペットにつけたマウスピースを口に当てる
  4. 唇の両サイドから息を吸う

どうでしょう? 意外と簡単にできませんか? それであとは、吹く練習をします。なので、「トランペットを吹く」までを加えると、こういう順番になります。

  1. 志村けんさん伝説のギャグ「アイーン!」を”口だけで”やる(手は必要ないです)
  2. 口の真ん中を閉じる(口の両端は開けているままでがんばる)
  3. その口をキープしたままトランペットにつけたマウスピースを口に当てる
  4. 唇の両サイドから息を吸う
  5. トランペットを吹くためのアンブシュアを作る
  6. トランペットを吹く
  7. 1~5を何度もくりかえす

多分、「4.唇の両サイドから息を吸う」から「6.トランペットを吹く」へのきりかえも結構むずかしいとは思うんですが、そこは練習してみて下さい。数稽古です。

それから、志村けんさん伝説のギャグ「アイーン!」がそもそも分からないと言うあなたは、某動画サイトで検索してみて下さい。

「志村けん アイーン」で出てきます。

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理想的な鼻呼吸 現実的な口呼吸

参考までに、「鼻で息を吸う事」ができると、前の章で説明していることは全く考える必要がありません。

トランペットを口に付けたまま、アンブシュアをキープしたまま、鼻で息を吸えばいいんですから。

実際、管理人は”できるだけ”そうするようにしています。そのための練習もしましたし。

(ちなみに「カルーソー金管教本」という教則本をさらうことでマスターしました)

ですが、この「鼻で息を吸う」というやり方、たくさん息を吸うのって結構難しいんですよね。特に

  • 初心者さん
  • トランペット歴の浅い方
  • 吹奏楽のようにトランペットを吹きっぱなしで、休みが少ない曲を吹く時とか

には。

いろいろできない理由はあるんですが、一番”あるある”なのは「酸欠になる」ですかね。

「息を使い切った~!空気が欲しい!酸素が欲しい!酸素をくれぇぇぇ!」

と言う状態になると、人間、無意識に口から息を吸いますよね。

それと、トランペットで特に高音を吹いていると、鼻の息の通り道を圧迫しているようで、なかなか鼻から息を吸うのがしんどいです。

正直、管理人も、本番で演奏しているときは、口から息を吸っていることが結構あります。

ステージ独特のプレッシャーで、練習の時より息が「あがりやすくなって」いますので。

ただ、「鼻で息を吸う」のって、結構いいこと多いんです。なので、次の章で”鼻で息を吸うメリット”を書いていきます。

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鼻で息を吸うメリットとは?

この章では、

「鼻で息を吸う事は、こんなにいいことがたくさんあるんだよ」

という事を書いていきます。

結構言われていている事ですが、まずはこの2つ

  • 鼻毛と言うフィルターを通すのでよりきれいな空気が肺に行く
  • 口よりも息の通り道が細いため、空気のスピードが落ちて”じっくり温められた空気”が肺に行く

やはり、きれいで温かい空気の方が、肺にも気管にも優しいのは確かです。特に冬場はそれを感じますね。

その他、

  • 腹式呼吸のコツをつかみやすいとか
  • 精神が落ち着くとか
  • 脳の活性化につながるとか

言うのもあります。半分暗示みたいな所もありますが、トランペットを吹く前に、5分くらい時間をとって「ゆっくり鼻呼吸」をしてみてください。

「あ…、なんかわかるような気がする~。」

くらいには思えるはずですから。

(実際、ヨガでも鼻呼吸は積極的に取り入れられていて、プロのトランペット奏者は、ヨガの呼吸法を参考にしている方が多いです)

欠点をあげると「花粉症もちにはツラい」という所でしょうか(笑)。

最後に

いかがでしたでしょうか。トランペットの息の吸い方。そして一番ポピュラーな、口のサイドから息を吸う方法を中心に、

  • トランペットの息の吸い方のコツは”アイーン!”
  • 理想的な鼻呼吸 現実的な口呼吸
  • 鼻で息を吸うメリットとは

の3項目に分けて書いてきました。

本当は呼吸と言うと、当然口だけに限らず、

  1. 気管
  2. 横隔膜(おうかくまく→これを利用して肺に空気を入れる)

と、1~3を動かすための筋肉

(当然腹筋だけではなく、全身、頭から手足の先まで、数十か所の筋肉が関わっています)

の働き、しくみまで書かなければならない事なのですが、長くなりますので、またの機会に書きます。

それから、よりあなたに合った効率的な呼吸法を身につけようと思ったら、このブログで口をすっぱくして言っていますが、

実際にプロのトランペット講師や、プロトランペット奏者にレッスンを受けてください。

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