スポンサーリンク

トランペットで音を外す時あるある!パターンと対処法を紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

「大事なところで音を外した…」と言う経験
「本番で音を外したくない…」と、眠れない夜を過ごした

こんな経験をした、または”今まさにこんな状況”にあっていたりしますか?

トランペットの場合、ソロにしても、セクション(パ-ト)にしても、音を外すと”めちゃくちゃ目立つ”わけでして、プレッシャーハンパないですよね。

管理人も、吹奏楽ではよほどのことがない限り、音を外す事はなくなりましたが、ポピュラー系の、

  • バンドでのソロ
  • 実音ハイB(べー)付近を多用する曲とか

では、同じような思いを未だにしています(音域がめっちゃ高いんですよ…)。

そんな”音を外しがち場面”にあって、管理人自身も失敗を繰り返して、その経験から「音を外す時」には、

  • どんな原因が考えられるのか?
  • どうやって切り抜けているのか?

それを3つの項目に分けて書いています。どうぞご覧ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

音を外すときにありがちな事とは

まず、トランペットで音(高音)を外すときにありがちな事とは、主に以下の3つ、

  1. 音を出すための筋肉ができていない
  2. ピッチが下がっていることに気がついていない
  3. 練習の時と本番の時との「音量」の差

が、あげられます。ざっくり説明しますと、

1.音を出すための筋肉ができていない

は、読んで字のごとくで、必要な筋肉がついていないと、どちらにしても上手く出来ないものです。

(音を出すための「ふんばり方や力の抜き方」は諸説ありますが、どちらにしても”必要な筋肉”は存在します)

解決方法は、「ひたすら練習する」しかありません。

2.ピッチが下がっていることに気がついていない

特に、高音へ行けば行くほどなんですが、慣れないうちはピッチが下がり気味になります。

ミドルD(inB♭→楽譜参照)より上が特になりやすいですね。
(この楽譜の音より上ですね)

そして、一生懸命下がったピッチを修正しようと、無意識に唇を締めてしまい、コントロールが効かなくなり、結果音を外しまくる。と言うのがお約束です。

  • セクション(パート)で1stを吹いている場合
  • ソロ(ジャズコンボやピアノ伴奏など)を吹いている場合

は、

「まわりにばれないように、こっそりとチューニング管を入れて、ちょっとだけ音を高めにとる」

という技でしのぐことが可能です。

3.練習の時と本番の時との「音量」の差

これはほとんどの場合、「本番の時に吹きすぎてしまい、音量が上がります」ね。

主な原因は、本番で緊張してしまうことで、自分や周りの音を聞く余裕がなくなる事です。

そうなると、

  • 自分が間違えずに吹けているか不安になる
  • 自分の音をとにかく聞きたい

という事で、それをなんとかしようと、どんどん音量を出して、吹きすぎてしまいます。

吹きすぎると音を外す確率は格段に上がりますね。

(また、吹きすぎると、ピッチが下がり気味にもなるので、なおさら音を外しやすくなります)

これの対処法は、

・あらかじめ音を外しがちな部分を、「1オクターブ下げる」練習をふだんからしておく
・本番での高音の限界は「練習の時に出せる音の5音下くらい」だと、自分に言い聞かせる

です。

また、吹奏楽の場合は、

木管楽器ときちんと合わせることで、「トランペットが頑張らなくても良い編曲」

になっている場合が多いです。

デモ音源があればよく聞いてみましょう。

それから、ここからは管理人の経験談が主になります。読んでみて「共感できないな~」と思えたら、読み飛ばしてください。

次の章では、初心者さんや、トランペット歴の浅い方が外しがちな「特定の音」について書きます。

外す音のレギュラーメンバー一覧

今からあげる音なんですが、「良く外すよなぁ…」と思えたことありませんか?

出したい音=ミドルD→外すと「プス」っと、音が出なくなる。

出したい音=ミドルE→外すと、チューニングの”ド”の音が出てしまう

出したい音=ミドルG→外すと、ミドルEの音が出てしまう

出したい音=ミドルF→外すと、ミドルDの音が出てしまう

出したい音=ミドルA→外すと、ミドルGの音が出てしまう

出したい音=ハイC→外すと、ミドルA♭が出てしまう

上にあげた例だと、ミドルDを除いて全部「出したい音と外す音が、同じ指使いで出せる」と、いう特徴があります。

対処法としては、「外した方の音をあえて出す」練習がおススメです。

楽譜で書きますと、
ミドルD→1、13

ミドルF→1、13

ミドルE→0、12、3、123

ミドルG→0、13、12

ミドルA♭→1、0、123、

ですね。「ふだん使う指使いの他にも、別の指使いでも出せる」という事実を知るだけでも、音を外す問題は解決できる場合が多いです。

それから、音を外す原因は、「自分のペースで吹かせてもらえない」という事でも、起こることがありますね。

例えば、音量(大きすぎても小さすぎても音を外す)。それともうひとつバカにできないのが音質です。

次の章では、音質によって音を外すパターンをあげていきます。

耳の良い人が陥りがちな「高音を外す」罠

※注
この章も、管理人の経験談が主な内容になります。「合わない」と感じたら読み飛ばしてください。

(高音関係は、とにかく”方法論や意見”が多く出ていますので、慎重に取り組むことが重要です。一つ間違えると、トランペット奏者生命が終わります…)

  • 自分の音がまわりの音に比べて「明るい」と思えた
  • 自分の音がまわりの音に比べて「暗い」と思えた

管理人は、このどちらかのパターンを耳で察知した場合、無意識に吹き方を調整してしまいます。

  • 「自分の音が明るい」と思えたら、音を暗めにするか、音量を抑えるか
  • 「自分の音が暗い」と感じたら、気持ち音量を上げるか

それで、吹き方で調整できる限界を越えてしまうと、特に高音は外しがちになります。

もしもあなたが、「あれぇ…なんで外すんだろう?」と思えたら、この辺も疑ってみる価値はあります。

対処法は、積極的におススメできるものではないのですが、

  • 音色を明るくしたければ、浅いマウスピースを使う
  • 音色を暗くしたければ、深めのマウスピースを使う

と言う方法があるにはあります。ただし、試す時には慎重に行ってください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットで音(高音)を外す時に、ありがちなパターン」

をテーマに、

  • 音を外すときにありがちな事とは
  • 外す音のレギュラーメンバー一覧
  • 耳の良い人が陥りがちな「高音を外す」罠

の3つの項目に分けて書いてきました。

トランペットのような、金管楽器の音の出し方は、ダーツや弓道、アーチェリーのような、「的あて」に通じる部分があります。

「的(出すべき音)をきちんと狙い、いかに中心(各音の一番音が響くポイント)に当てるか?」なわけですね。

そして、そのためには、

  • 正確に的を当てるために必要な筋肉を鍛え
  • 正確に的を当てるために必要な感覚を鍛え

もちろん、最初から百発百中と行くわけはなく、何度も練習して「当てる精度を上げていく」しかないわけです。

そして、例によってなのですが、既にそのノウハウを持っている「プロの先生に教わる」のが、一番の近道なのです。

タイトルとURLをコピーしました