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トランペットで和音を出す方法!練習より前にチェックする事

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この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

トランペットセクションにおいて、「和音を出す」と言うのは、

  • きちんと出た時には、耳が幸せになる瞬間であり
  • 「トランペットやっててよかったな~…」と感動する瞬間でもあり
  • 「練習頑張ろう。」と、モチベーションが上がる時間でもあり

1度、”あの響き”を覚えてしまうと、なかなか忘れられないものです。

ただ、プロの奏者でもない限り、「そろった和音を出せる仲間に恵まれる環境」に恵まれることは、そうそうあるものではなく、

身近な方に、話を聞いてみると、

「和音をそろえたいけど、どんな練習をすればいいのか、見当もつかない。」

と言う話も結構聞きます。

あなたも、同じ考えを持っていますか?

この記事では、トランペットで和音を練習する方法について、4つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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和音練習よりも先にチェックする事とは?

和音の練習を考える前に、

「吹いている人全員が、のびのびと音を出しているか?」

このチェックは済んでいるでしょうか。

のびのびと音を出せていないのに、

  • ピッチだとか
  • 音程がそろっていないときに出る”音のうねり”だとか

を修正しに行ってもしょうがないというか…、そもそもできるはずがないんですね。

なので、和音の練習をやる前に、トランペットパートで「全員がのびのびと音を出せているか?」をチェックしましょう。

いちばん肝心なのは、「こわがって音を出せない人をなくすようにすること」です。

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トップを頼るか?ボトムを頼るか?

ここからは「トランペットパート全員が、のびのびと音を出している」と、言う前提で話をします。

次に考えることは、「誰に合わせるか?」と、言う話になりますね。

この「誰に合わせるか?」の”誰”は、大きく分けて、

  • トップ(1stトランペット、または、それより高音を担当している楽器)
  • ボトム(3rdまたは4thトランペット、または、それより低音を担当している楽器)

の2つに分かれます。

「トランペットよりも、さらに低音を出せる楽器」がある

  • 吹奏楽
  • ビッグバンド
  • オーケストラ

の場合は、トップ(1stトランペット)に合わせるのがおススメです。

サウンドの土台を、低音楽器にまかせることができますので。

逆に、ボトム(3rdや4thトランペット)に合わせた方が、おススメと言う場合もあります。

  • ブラスアンサンブル
  • ポップス系の音楽のホーンセクション

で、低音楽器が薄い場合(人数が少ないとか、同じ楽器でアンサンブルをやる場合とか)ですね。

  • トップに合わせる方法は、きれいなハーモニーが出せる反面、線が細い
  • ボトムに合わせる方法は、どっしりとしたサウンドが出せる反面、ごまかしがきかない

です。

1st~3rdや、4thトランペット奏者のレベルを見て、どちらにするのか、考えるのが良いですね。

最終的には、全員で息を合わせて、「誰に合わせるとか意識することなく」、ピタッと合わせられるようになるのが、理想ではあります。

次の章では、「より和音を合わせられる考え方」を、紹介します

作曲者の気持ちになって考えましょう

何を言いたいかと言うと、例えば、1st、2nd、3rdトランペットの吹いているフレーズが、「リズムは同じで、音の高さが違う」場合、

作曲者は、まず間違いなく、

「1st、2nd、3rdトランペットの和音が合って初めて出てくる倍音の響き」

を求めています。

図であらわすとこうなります。

「それぞれの音が鳴っている状態」を求めているのではなく

「それぞれの音が溶け合って初めて出てくる音」を求めている

例えば、3本のトランペットで吹いている場合、それぞれ、独立したトランペットの音と考えるのではなく、

「1本の音では未完成で、3本がそろって初めて完成するトランペットの音」

と、考えるようにしましょう。

演奏の練習をするよりも音楽を聞きこむ方が大事です

さて、和音の練習とか言うと、

  • ピッチ感覚の鍛え方とか
  • どうすれば合うのか

とかいう、「どうやって練習するか?」を、考えがちですが、

(すごいざっくりと言えば、うねりがなくなった時が、和音が合った時ではあります)

そもそも「和音がそろった時の鳴り方」が、あなたの頭の中にイメージできていないと、できるはずがないんですね。

なので、とにかく音源を聞きこむことです。

「トランペットをもって練習する時間の10倍」は、聞く時間にかけてもよいでしょう。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットでの和音練習方法」をテーマに、

  • 和音練習よりも先にチェックする事とは?
  • トップを頼るか?ボトムを頼るか?
  • 作曲者の気持ちになって考えましょう
  • 演奏をするよりも聞く方が大事です

の、4つの項目に分けて書いてきました。

和音の合った状態がどうとか、ピッチの合わせ方がどうとか、そういう技術的なことを言う前に、

  1. 奏者全員が音をのびのびと出す
  2. 「誰に合わせるか?」をはっきりさせる
  3. 吹くより聞く方が大事!

上に書いた3つの事をやって、初めて、技術的な練習と言うステップに行ける。という話ではあります。

じゃないと、和音が合う日はまずやってきません。

また、和音を追求したければ、プロの先生に教わりにいきましょう。

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