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トランペットの指番号応用編!同じ指で出せる音がこんなに!

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

トランペットのことをよく知らない人が、トランペットを吹いている人に”必ず質問する事の1つ”と言えば、

「ね~ね~。トランペットって押すところ3つしかないのに、どうやってドレミファソラシドやるの?」

ですよね。

で、あなたや管理人のように、”2オクターブの音階をとりあえず出せる”人間からすると、

  • 指はきちんと押しているのに、狙った音に当たらない(泣)
  • また大事なところで音を外した~(号泣)

と、いうのが”あるある”だったりします。

おなじ指使いで出せる音が、いくつもありますもんね。

ということで、この記事ではトランペットの指番号応用編として、

いっそのこと、「どのピストンを押せば、どれだけの音が出せるか?という事を覚えてしまいましょう。」

という事をテーマに3つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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指番号別”こんな音が鳴ります”を紹介します

それではさっそく、指番号を書きながら”どの音が出るか?”を書いていきます。

積極的にこれらの音を出すようにすると、不思議なことにどんどん音を外しにくくなります。お試しください。

(機種や個体によっては出しにくい音もあります。無理に出さずにとばして下さい)

1.2.3番

1.3番

2.3番

1.2番(3番も同じ)

1番

2番

0番(どの指も押さない)

です。

特に高い音に行くほど、出せる音は多くなります。

さて、この指使いの知識、きちんと呼び名があります。

そのことについて次の章で書きます。

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替え指の基本の”キ”

前の章であげた”各指使いで出せる音”は、別名「替え指」と、呼ばれるものです。

あなたがトランペットを、ある程度吹いてきたなら、この楽譜のように、同じ指使いで出せる音が、いくつか”ピンとくる”のではないでしょうか。

代表的なものとしては、

この音とか(チューニングの音のすぐ上の”レ”)、

この音とか(チューニングの音のすぐ上の”ミ”)、

そうなんです。ふだんはこの指使いだけを覚えていれば、全然不自由なく吹けますよね。

ですが、たまにこんなことがありませんか?

・リップスラーがこの指使いで当たらない

・高音が当たらない。ありがちなのが、以下の2つ。

この音とか、

この音とか。

こんな時に、替え指を覚えていると役に立ちます。

・リップスラーが当たらない
(正確にはリップスラーではなくなりますが、「どうしても…」と、いう場合の指使いです)

・高音が当たらない

“ラ”の音を3番で出すことで、ピッチがよくなる場合も多いです(12番だと高めになりがち)

こちらは両方とも0番(どの指も押さない)にはなりますが、この練習が有効です。

どうでしょうか? もし、時間がとれるようでしたら、いろいろ試してみてください。

替え指の練習で得られるスキルとは?

替え指の練習で得られるスキルは、大きくあげて2つあります。

  1. 音程(ピッチ)の感覚が磨かれる
  2. トランペットの鳴りがよくなる

1つずつ説明しましょう。

音程(ピッチ)の感覚が磨かれる

本来の指使いと、替え指の指使いで同じ音を出してみて、「ん?!なんか音の高さが違う」と思えることは多いでしょう。

いつも使う指使いと、替え指の指使いを吹き比べてみて、音程を修正できるようになるとベターです。

トランペットの鳴りがよくなる

たとえば下の楽譜を、「1.2.3番を全部押さえた状態で吹いてもらう」と、

慣れないうちは、ビックリするくらい鳴りません。

こういうのを丁寧に鳴らしていくと、どんどんトランペットが鳴るようになっていきますし、一番鳴るポイントを探す習慣も付くようになります。

(ピストン部分が鳴るように思える部分が半分、替え指にあなたがなじんでくる部分が半分。と、いうところでしょうか)

ただし、替え指の練習も、やりすぎると悪いクセがつく可能性がありますので、ほどほどにしましょう。

「どのような悪いクセがつくのか?」を、次の章で紹介します。

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やりすぎ厳禁!替え指練習のデメリットとは?

ただし、替え指の練習は、一歩間違えると

「無理やり口で音程を修正しながら吹くクセがつく」

場合もあります。

特に耳のいい人にありがちなんですが、

  1. 替え指で出した音の”ピッチがずれている”事に気づく
  2. 無意識に唇や体を使ってピッチを修正する
  3. そのために、いくつかの音が、つまったりする等の変な音色になる
  4. 変な音色を修正するために、無意識に唇や体を使う
  5. 最悪の場合、「音を外すこと」が多くなる

なので、練習するなら

  • 長くても20分までにしておく
  • 必要なフレーズがあるなら、”そのフレーズを自信をもってやれるようになった時点”で、やめる

そして、どうしても替え指の練習をやりこみたいなら、

「1番、3番トリガーを使って音程を微調整する練習」

も、必ず一緒にするようにしてください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットの指番号紹介」の応用編ということで、

  • 指番号別”こんな音が鳴ります”を紹介します
  • 替え指の基本の”キ”
  • 替え指の練習で得られるスキルとは?

の3つの項目に分けて書いてきました。

基本の指番号は、別記事で書きます。そちらを参照してください。

この記事で紹介したトランペットの指番号は、”必ずマスターしなければいけない”と、いうものではありません。

ですが、覚えておくと何かと便利なことは確かです。

「当てにくい音を当てるため」の他にも、”和音を合わせる”という場合にも効果があります。

参考までに、和音楽器の代表であるホルン奏者は、より美しい和音を作るために、替え指を使いまくっているというのは有名な話ですね。

(管の長さが長く、ピッチコントロールが難しいので、替え指を使うという部分もあります)

「必要になったら、この記事を開いてみる」くらいの感覚で、気楽に取り組んでみてください。

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