PR
スポンサーリンク

トランペットにリラックスって必要?悪魔の言葉に反論する!

記事内に広告が含まれています。

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「トランペットは、リラックスして吹きましょう!」
「高音が出ないのは、リラックスしてないからだね!」
「音が固いよ~!リラックスしよう~!」

こういう言葉を聞くたびに、管理人は、

「へぇ…。 じゃ、具体的にどうリラックスすればいいのか、説明してもらおうか。」

と、思います。

管理人は、幸いなことに「音楽界の第一線で活躍していたプロ」の指導を受け、いわゆる”リラックスした吹き方”をマスターできました。

ですが、その時に、

  • 吹き方
  • 体の使い方
  • 力を入れるポイント、抜くポイント
  • 音を響かせるときのイメージの作り方

の説明を、”かなり細かく”受けています。

なので、この記事では、「リラックスして吹く事の難しさ」について、4つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

リラックスした吹き方に修正するための方法とは?

これは言い切ってしまいますが、一度ついてしまった「体を力が入ってしまう吹き方」を直そうと思ったら、

  1. 体のしくみや筋肉の使い方を、医師などの専門家からきちんと学んで
  2. それを分かりやすい言葉で説明することができて
  3. 短期間で解決できないことを、きちんと説明できる

トランペットの「プロ奏者」や「プロ講師」の力を借りなければ、まず不可能だと思ってください。

(どちらかというと、クラシック系より、ジャズ・ポップス系のプロの方が、詳しい傾向にあります)

中途半端な知識でやると、よけいに吹けなくなるだけです。

あなたが本気で

  • 今の吹き方ではダメだと感じていて
  • 今の吹き方を直して、もっとうまく吹けるようになりたい

と思っているのなら、迷わずプロに教えてもらいましょう。

スポンサーリンク

「リラックスしましょう!」と言うアドバイスの無責任さ

「リラックスしましょう!」

って、言うだけなら誰でもできるんです。それで、

「じゃあ、具体的にどうリラックスすればいいんですか?」

と、聞いて答えられる人がどれくらいいるか?っていう話ですよね。

少なくとも、”リラックスした吹き方”を、きちんとアドバイスするには、

  • トランペットを効率よく吹くために、どんな筋肉が使われているか?
  • どこの筋肉を程よくゆるめて、どこの筋肉がふんばる必要があるか?
  • 重心をどこに置くようイメージするか
  • 音を飛ばすイメージをどう決めるか
  • 「あなたに合っている呼吸のしかた」を見分ける力
  • 吹いている時の心理的なこと
  • トランペットやマウスピースの知識(合っていないから、余分な力が入っている可能性も考えられます)

を、最低限知っている必要があります(必要な知識は、もっとあります)。

さらに、人によって微妙に体のつくりは違うので、それを見分ける目も必要なわけで。

それができた上で、「リラックスしたい」と思っている人が実践しやすいように、できるだけわかりやすく具体的に、

「こんな感じの体の使い方で、吹いてみましょうか。」

と、アドバイスできるならともかく、ただ「リラックスしましょう!」じゃ、アドバイスとしては、無責任以外の何者でもないんですね。

とはいえ、

「だって、プロなんか近くにいないし、頼むお金も時間もないし…」

という場合もあるでしょう。

そういう場合にできる、ただ一つの方法を次の章で書きます。

ただし、あくまで応急処置であり、根本的な解決法ではないことは覚えておいてください。

スポンサーリンク

「疲れたら休む」のセオリーをあえて無視する

トランペットは、体を壊さないために”疲れたら休む”と言うのが、今の当たり前になっています。

でも、自己流で身につけたフォームに問題があるので何とかしたいが、それを「誰にも教わらず自己流で解決」したい。

と言うのなら、言葉だけの「リラックス」ではなく、体が本当に「リラックス」を求めるまで、練習をやりこむしかありません。

「うわ~、疲れたぁっ!休憩しよう!」で休まずに、さらに練習を続けるわけです。

人間の体と言うのはうまくできていて、疲れがピークに近づけば近づくほど、「ムダな力を抜くよう」に動くんですね。

それを徐々に体に覚えこませるのが、一番現実的な方法です。

リラックスなんてものは、頭で考えてやれるものではありません。

また、「リラックスしよう!」と言われれば言われるほど、余計に体が固まってしまうというのは、よくあることです。

この方法、解決法でもなんでもありませんし、応急処置法と言うか、「その場しのぎの方法」です。正直言って。

ですが、プロの指導を受けないのであれば、この方法しかありません。

次の章では「なぜ、この方法しかないのか?」について書きます。

今の吹き方は「あなたの体が求めた結果」です

そもそも、なぜあなたは「今の吹き方」になってしまったのでしょう?

たぶん、具体的な吹き方とか、フォームとかの指導は受けられなかったのに、

  • 〇日後には、音出せるようにしておいて
  • 〇日後には、チューニングの音位、出せるようにしようか
  • 〇日後には、この曲合わせるから、できるようにしておいて

と、ノルマだけがのしかかり、「それに必死でついていこうとした結果」なんじゃないでしょうか?

ロクに吹き方の指導もされない中で、

  • 「あ、こう吹いたら音が出た!」
  • 「あ、こう吹いたらチューニングの音が出た!」
  • 「はぁ~、こう吹いたらなんとか曲ができたぁ~!」

と、あなたが一生懸命考え、あなたの体が一生懸命ついていこうとした結果が、「今の吹き方」なわけです。

そして、「自分自身で考えて、身につけたもの」を、「自分自身で変える」と言うのは、なかなかできるもんじゃないんです。

なので、フォームを変えるなら「プロに指導してもらう」のが一番なんですが、それが無理なら「今のあなたの吹き方をつきつめていく」しか、ないんです。

たとえリラックスできなくて、力が入っていても、その吹き方が「あなたの体が求めた吹き方」なのですから。

最後に

いかがでしたでしょうか。

トランペットを吹く時に「リラックスしろ!とか、かんたんに言うな」的なテーマで、

  • リラックスした吹き方に修正するための方法とは?
  • 「リラックスしましょう!」と言うアドバイスの無責任さ
  • 「疲れたら休む」のセオリーをあえて無視する
  • 今の吹き方はあなたの体が求めた結果だからです

の4つの項目に分けて書いてきました。

ざっくりまとめますと、

  • リラックスして吹けるようなフォーム変更は、プロの手を借りないと無理
  • そもそも、短時間で結果を出させようとするから、無理なフォームで吹く人が増える

と言うところですね。

(チューニングの音を、四分音符=76で、8拍伸ばせるまでに半年、かんたんな曲を、1年で1曲仕上げられれば上出来です)

特に「アドバイスをする側」になった時は、この記事に書いていることを、肝に命じていただきたいです。

タイトルとURLをコピーしました