初心者さんが、「トランペットを続けられるか、それとも挫折するか」というのは、極端な話、
「トランペットに付属していた(または、ケースにトランペットと一緒に入っていた)マウスピースで、少しでも音が出たかどうか?」
にかかっています。そして、
「完全に独学でやっている(誰にも聞けない環境)」状態で、全く音が出せなかった場合、かなりの確率で挫折します。
なので、本当に少しでも音が出せる人(アドバイザー的な人)が、そばにいてれば、
「ああ、こんな感じで音を出すのかな?」
みたいに、試行錯誤していくらかは続けられやすいのです。吹奏楽系の方たちが挫折しにくいのは、その辺にも理由があります。
その位”あなたに相性の良いマウスピースとの出会い”って大事なんです。本当にマウスピースの相性が良いと面白いように吹けますから。
管理人の場合は、経験者なので、正直初心者さんの気持ちには戻れません。
ですが、自分に相性が良いマウスピースに出会えた(プロに選んでもらいました)ことで、
「年単位のブランクでも、取り返すのはそんなに難しく」なくなりました。
マウスピース当てると、なんとなく”カンが戻る”んですよね。
それで、結論を言ってしまうと、
「トランペットを続けるために、自分に合うマウスピースに出会いたい」
と、あなたが思っているのなら、勇気を出して、
・プロのトランペット奏者やトランペット講師
・トランペットに詳しい人
・金管楽器に詳しいショップ
に、コンタクトをとってください。
・LINEでも
・メールでも
・ホームページ経由でも
・電話でも
良いので。ここから、実際に会うとか、オンラインレッスンとかしてもらえるとさらに良いですね。
今(2020年)のご時世、なかなか厳しいものがありますが、あなたが本気で「トランペットを続けたい」と思っているのなら、やってほしいなと思います。
そして、コンタクトを取り、アドバイスを受けると、真っ先に
「マウスピースあってますかね~?」
という話になります。
(その次くらいに「楽器の調子はどうですかね~?」ですね。「根性で吹け!」的なアドバイスをする人からは、距離を置きましょう)
さらに詳しい方だと、
・マウスピースとトランペットを見させてもらえませんか?
・一度、お会いできませんか?
・もし可能なら、一緒にショップに行ってマウスピース選びませんか?
と、いう話になるはずですので、できれば”勇気を出して”ついていってほしいものです。
注意する点は主に2つ
1.料金はどのくらいかかるか?(もちろん「マウスピース代とは別に」です)
2.特定のショップで買うように「強烈」に進められるか?
です。
1.料金はどのくらいかかるか?(もちろん「マウスピース代とは別に」です)
に関しては、その方の交通費やその他経費を考えても、「1万円をオーバーする」場合は、距離を置いた方が良いかもしれません。
2.特定のショップで買うように「強烈」に進められるか?
に関しては、その「特定のショップ」から、紹介料(バックマージン)をもらっている可能性が高いので、これも距離を置いた方が良いでしょう。
この2つに注意して、「マウスピースを選んでもらえる相手」をさがしましょう。
正直言いますが、そのくらい”トランペットのマウスピース選び”って、大事なんです。
わかりやすいところで、「カップの大きさ(口径)」があります。
全く吹けない初心者さんは、口径の違う候補をいくつか出すと、ほぼ間違いなく「一番カップの大きなもの」を選びます。
唇の使い方が分からないうちは、カップの大きいものの方が音を出しやすいですから。
でも、カップの大きいものは高音が出しにくいです。そして世の中に「高音が出せません。どうすればいいですか?」という方があふれ出します。
なので、初心者さんには音を出すのはじっくりやってもらい、「口当たりがよいと感じる範囲で、できるだけ小さいもの」を、選んでもらい、
・音が出はじめるまで
・高音を出せるようになるまで
「あたたかく見守る精神」が、欲しいですよね。
じゃないと、間違いなく「マウスピース選びのミス」で、その初心者さんをつまずかせてしまいます。
さらに言うなら、マウスピース選びは、カップだけではなく、
・リム
・スロート
・バックボア
・マウスピースそのものの形
・マウスピースの重量
・吹く人の歯並び、あごの形
・トランペットとの相性
など、色々な要素が組み合わさるものなので、その辺の判断もできる方に会うのが望ましいです。
ただ、実際は「近くにそんな人」がそうそういるかと言うと、そうもいかないのが現実なんですよね(汗)。
このカテゴリでは、「マウスピース選びをできる方探し」ができるようになるまでの”つなぎのような内容”を、主に載せています。
・カップの大きさとか
・カップの形とか
・マウスピースの型番だけではわからない部分とか
試奏して初めてわかることも多いです。型番という先入観だけで、試奏もしないで決めてしまうのも、もったいないですしね。
その辺の知識の助けになれば幸いです。
それではどうぞご覧ください。