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トランペットのチューニングは何ヘルツ?ジャンルごとに紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

「チューニング、ナンボで合わせてる?」

こんな会話をする時の”ナンボ?”とは、「何ヘルツでチューナー設定してる?」の意味になります。

管理人のまわりでは、管楽器同士では”耳で合わせる”事が多いです。

が、エレキギターやエレキベースとセッション(合奏)する時は、チューニングメーターで合わせることが多いですね。

それで、チューニングメーターを見ながらチューニングをしている、ギターやベースに、

「チューニング、ナンボで合わせてる?」

と、聞くのがお約束です。

吹奏楽だと、ほぼ442ヘルツじゃないかと思いますが、その他のポピュラー系バンドの場合はどうなのでしょうか?

という事で、この記事ではその答えと、一般的な「チューニングを合わせる順番」も含めて、4つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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現在主流になっているのは何ヘルツ?の答えです

これは、結論を言いますと、2020年現在、「442ヘルツ(Hz)」が主流です。

  • 吹奏楽
  • ポピュラー音楽を演奏するバンド

両方とも。です。

どちらも各ジャンルの”プロ奏者”に、確認を取りました。

10年位前までは、ポピュラー系は「441ヘルツ」だったように記憶しているんですが、変化しているようですね。

クラシックだと、440~444ヘルツあたりが主流の様です。

ただし、これは「チューニングメーターを使ってチューニングする時」と、言う場面に限ります。

いろんなバンドや楽団で合奏してみると分かるのですが、

どちらかと言うと、メーターに頼らず、耳で合わせなくてはならない場合の方が多いです。

次の章では、「誰の音を基準に合わせるか?」を書いていきます。

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誰の音を基準に合わせるか?の答えはこれです

まず最初に書いておきますと、

「トランペットの”ド”(=実音B♭)の音でチューニングをするのは、吹奏楽だけだ。」

と、思っておいてください。

他のジャンルの音楽は、基本的に、トランペットの”シ”の音(実音では「ラ=A」の音)で、チューニングをします。

それを踏まえた上で、「誰の音を基準に合わせるか?」なんですが、

吹奏楽の場合

  1. オーボエ
  2. オーボエがいなければコンサートマスター(アルトサックスが担当することが多い)
  3. コンサートマスターがいなければクラリネット

の順になります。

オーケストラの場合は、

  1. オーボエがまず音を出して
  2. コンサートマスター(1stバイオリンの中のボス)がオーボエに合わせる
  3. ほかのパートが合わせに行く

の様です。と言うのも、オーケストラによって微妙に違うみたいなんですね。

ポピュラー系バンドの場合は一般的に、

  1. ベース(エレキ、アコースティック)
  2. ギター(エレキ、アコースティック)

のチューニングが合ってから、管楽器系が合わせに行く事が多いです。

ベースとギターが「耳で合わせられれば」、管楽器と順番が変わってもいいんですが、

どうやら、チューニングメーターがないと合わせられない方が、多いようです。

さて、この章では一般的な、「誰の音を基準に合わせるか?」を、書いてきました。

ところが、

「この楽器が入った時には、チューニングを合わせる順番が変わる」

と、言う楽器が存在します。

その楽器を次の章で書きます。

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「チューニングの順番を変える楽器たち」はこれです

これは、ズバリ、

  • ピアノなどの鍵盤楽器
  • マリンバ、グロッケンなどの「音階を演奏できる打楽器」

などが入った場合になります。

この時は、鍵盤楽器や「音階を演奏できる打楽器」に、チューニングを合わせる必要が出てくる場合があります。

なぜなら、鍵盤楽器や「音階を演奏できる打楽器」の場合、

  • チューニングに時間がかかるとか(ピアノの調律は大がかり)
  • チューニングができないとか(マリンバを削るわけにはいかない)

チューニングするには、かなり無理があるので、必然的に、

「これらの楽器に合わせに行きましょうか…」

という流れになります。

ただし、

  • 電子ピアノ
  • シンセサイザーのピアノ音色

を使う場合は、ちょっとした操作で”簡単にチューニングを変えられます”ので、変えてもらいましょう。

(「変え方が分からない」という場合は、奏者に取扱説明書を用意してもらいましょう)

最後に

いかがでしたでしょうか。

「トランペットをチューニングする時、何ヘルツでやればいいの?」をテーマに、

  • 現在主流になっているのは何ヘルツ?の答えです
  • 誰の音を基準に合わせるか?の答えはこれです
  • チューニングの順番が変わる楽器たちとは

の3つに分けて書いてきました。

チューニングメーターを使う時は、一応「442ヘルツ」が基準になってはいますが、バンドによって、

  • 曲によってとか
  • ボーカリストやギタリストの「その日の気分によって」とか(ポピュラー系のバンドに多い)
  • 楽器の音色によってとか(シンセサイザーに多い)

でチューニングを微調整する必要があったりすることは多いです。

また、トランペットは曲を吹いていくと、楽器が温まって「チューニングが上がることは多い」ので、

「ん?!ほかの楽器とずれてきたかな?」

と感じたら、積極的に微調整するのも良いですね。

チューニングが合うと、トランペットを吹いていても疲れにくいです。

音を出すことに慣れてきたら、チューニングにもこだわってみましょう。

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