スポンサーリンク

トランペットマウスピースの選び方!最初の出会いが肝心です

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「トランペットのマウスピース選び」

…、ある程度吹ける方なら、

  • 熱く語る方がいて
  • 自分に合うマウスピースをさがし続け泥沼にはまる方がいて
  • 「高音が楽に出せるような」魔法のマウスピースをさがしている方がいて

と、深く怖いテーマだという事が、嫌と言うほどわかっていらっしゃると思うんですが、

この記事では、

  • 初心者さんや
  • トランペット歴の浅いあなた

に向けて、3つの項目に分けて書いていきます。

他の人からの”雑音”に惑わされないように、読んでいってください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

マウスピースチェックの重要性

あなたが「新品のトランペット」を買った場合は、この項目は読む必要はありません。ほとんどはマウスピースが付属しているはずですから。

(たまに、通好みのトランペットで、”マウスピース別売り”と言う場合がありますが、そもそも初心者さんは、そんなトランペットに手を出してはいけません)

それで、問題は、

  • 中古のトランペットを手に入れたとか(特にヤフオクとか、フリマアプリとかで手に入れた場合)
  • 学校備品のトランペットを使っているとか
  • 激安トランペットを買った場合とか(悪いことは言いません。最低でもヤマハ製品を買いましょう)

ですね。

この場合には、マウスピースに何かしらの問題を抱えている場合も少なくありません。

  • 汚れていたり
  • リムに”大きな”キズや打ちキズがあったり(唇に当ててすぐにわかるもの。吹いていて痛みを感じるレベルなら完全にアウト)
  • シャンクが歪んでいるとか(下の画像を参照してください)
  • マウスピースそのものの出来が「う~ん…」となるものとか(激安トランペットについているものですね…)

汚れは落とせばなんとかなるものが多いですが、キズ、シャンクの歪みは、上達する上で、少なからず影響があります。

自分でわからない場合は、管楽器を修理できる楽器店に、トランペット本体ごと持ち込み、点検してもらう事をおススメします。

中古楽器の場合、マウスピースだけじゃなく、トランペット本体も調整が必要な場合が多いので、2度手間になるのを避けるためです。

(トランペット本体の調整は、予算と相談して下さい。マウスピースは、最悪”買い替え”も考えて、「なるべくお金をケチらないでほしいな…。」と言うのが、管理人の願いだったりします)

まず、これをやらないと、

  • 練習しましょうとか
  • それ以前の”音を出してみましょう”とか

いう話にすら持っていけないんですね。

それでは、次から本題の、「マウスピースを選ぶときの考え方」について話します。

スポンサーリンク

トランペットマウスピースを選ぶ時の考え方とは?

新品トランペットを買われたあなた。大変お待たせしました。

ここから、「トランペットマウスピースを選ぶ時の考え方」を書いていきます。

まず、ざっくり結論を言うと、

“トランペットを買ってきた時についてくるマウスピース”で、最低半年は頑張って練習しましょう

です。

(ただし、プロのアドバイスを受けられる人は除く)

なんですが…。この「トランペットを買ってきた時についてくるマウスピース」というのがクセモノで、

メーカーやグレードによって、大きく分けて2種類あります。

この2種類ならば、「どちらを選ぼうかな~」と考えてもいいでしょう。その辺の話を次の章でします。

スポンサーリンク

ついてくるマウスピース2種類とは?

では、「トランペットを買ってきた時についてくるマウスピース」の2種類をあげていきます。
(ここでは、一番手にする方が多いB管(ベー管:ドイツ語読み)トランペットの事を書きます)

まず、ヤマハの場合、

  • スタンダードモデル(2000番台~4000番台)には、11B4
  • 上級モデル(800番台、8000番台以上のモデル)には、14B4

が、付属します。

(ちなみに2019年12月現在、6000番台は欠番。また、特定のプレイヤーの名前を付けたモデルには、特殊なマウスピースがついてくる場合が多いです。)

次に、他の外国メーカーの場合、BACH(バック)と言うメーカーを基準にしている事が多く、

  • 7Cと書いているもの
  • 3Cと書いているもの

の、どちらかをつけてくる場合が多いです。

一般的に

ヤマハの「11B4」より「14B4」の方が”口当たりが大きい”とされ、外国メーカーの「7C」より「3C」の方が”口当たりが大きい”とされています。

(本当は、他にもいろいろな要素があり、単純に大きい、小さいだけでは全然説明不足なのですが、文字数の関係もありカットします)

それで、

「”11B4″や”7C”がどうしても窮屈」と思えるのなら、「”14B4″や”3C”」を試してみる価値

はあるでしょう。

「大きいと、音は出しやすいかもしれないけれど、高音が出しにくくなるんじゃないの?」

と言う疑問をもちましたか? これは、実際に吹き比べてみるといいでしょう。意外な結果が出るかもしれませんよ。

管理人、ためしに、

  • ヤマハ11B4
  • ヤマハ14B4
  • 外国メーカーの7C(バックなど、いくつか)
  • 外国メーカーの3C(バックなど、いくつか)

のカップの断面をとってみましたので、「ああ、番号だけで判断するのは、早とちりなんだな~」と知りました。参考までに載せておきます。

ヤマハ11B4とヤマハ14B4の断面図を重ねたもの。

  • 白が11B4
  • 黒が14B4

です。

バック7C(ラージレター)とバック3C(ラージレター)の断面図を重ねたもの。

  • 白が7C
  • 黒が3C

です。黄色い点線のところにリムのてっぺんが来るように重ねました。

どんな感想を持ちましたか?

最後に

いかがでしたでしょうか。「初心者さんのトランペットマウスピースの選び方」について、

  • マウスピースチェックの重要性
  • トランペットマウスピースを選ぶ時の考え方とは?
  • ついてくるマウスピース2種類とは?

の3つの項目に分けて書いてきました。

改めて言いますと、

  • “トランペットを買ってきた時についてくるマウスピース”で、最低半年は頑張って練習しましょう
  • “トランペットを買ってきた時についてくるマウスピースは2種類ある。この2種類なら比べてみてもいいかもしれない

です。

慣れてくると、

  • 高音の出しやすいマウスピースが欲しい(主に自分の欲望)
  • “やわらかい”または”深い”音色の出るマウスピースが欲しい(主に他の人から音色を指摘される)

と言う流れになっていきがちなのですが、出来るだけ、

“トランペットを買ってきた時についてくるマウスピース”で、音色を作る努力をしましょう。

でないと管理人みたいに、マウスピースを数十本も買い替えるような、「マウスピース迷い人」になりますので…(汗)

(今は、もう決まったマウスピースを使っています。「結局このマウスピースに落ち着くんだよね。」と言うものにやっと会えました)

タイトルとURLをコピーしました