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トランペットの選び方!メーカーならヤマハとバックどちら?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

「自分のトランペットが欲しいな~♪」

トランペットをある程度吹けるようになると、多くの人が持つ思いですね。

トランペットも数十万しますが、他の金管楽器や木管楽器と比べたら、安い方です。

40万円も出せば、ほぼ「プロが使っているモデル」が手に入るんですから。

木管楽器なんて、プロ仕様モデルを手に入れようと思ったら、最低100万円は必要ですから。

で、候補に挙がってくるトランペット2大メーカーが「バック」と「ヤマハ」。

この記事では、「バックとヤマハのトランペットを選ぶときの注意点」を中心に、5つの項目に分けて説明しています。

どうぞご覧ください。

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バックのトランペットは試奏することが必須です

バックとヤマハのトランペットの特徴を、ざっくりと言うならば、

  • ときめきのバック
  • 安定のヤマハ

ですね。

  • バックは、吹きこなすのが難しいけれど、音色に”ときめき”を感じます
  • ヤマハは、音色はバックに比べてときめきませんが、吹いた感触が素直

という特徴があります。

  • トランペットを長く続ける自信がある(バックは、吹きこなすまでに時間がいるので)
  • どうせなら、最初からいいものを持ちたい

と言うのなら、バックはオススメできます。

ただし、あなたが、初心者、またはトランペット歴が浅いというのなら、

「トランペットに詳しい人に同行してもらい、実際にお店で試奏して買う」

と言うのはバックのトランペットの場合、「必須」です。

バックのトランペットは、同じモデルでも、個体差

  • 鳴り方が微妙にちがうとか
  • 音程が微妙に違うとか

が結構ありますので。

  • 通販
  • オークション
  • フリマサイト

等で「安く手に入れよう」などとは、間違えても考えないようにしましょう。

いわゆる「ハズレ」をつかまされる可能性の多いのが、バックのトランペットの特徴です。

対してヤマハは、初心者であるあなたが1人でお店に行って選んでも、最悪「ちょっとハズレ」で済むというのがいい所です。

「調整してもらえば何とかなる」と言うレベルの、品質の高い製品だという事ですね。

ヤマハ製品なら、「特定のトランペット奏者の名前のがついているモデル」を選ばない限りは、まず、安心の商品が手に入るでしょう。

バックは、基本”180ML37ストラディバリウスシリーズ”しか選べません

バックのトランペットのモデルの定番と言うと、

「180ML37ストラディバリウス」

になります。他にバックからは2019年現在、

  • ビンセント
  • ザ・ニューヨーク7
  • エルクハートシリーズ
  • アルチザンシリーズ
  • ザ・ビッグコパーシリーズ
  • コマーシャルシリーズ

と、沢山のラインナップがあるんですが、「180ML37ストラディバリウス」以外のモデルをお店に在庫している所って、本当に少ないんですね。

前の章でも書いた通り、

「バックのトランペットは、トランペットに詳しい人に同行してもらい”お店で実際に試奏して選ぶ”」

のが必須なので、在庫しているお店が圧倒的に多い、

「180ML37ストラディバリウス」

しか選べないという事になります。もっとも、「180ML37ストラディバリウス」さえ試奏できれば十分だと思います。

  • ザ・ニューヨーク7
  • エルクハートシリーズ
  • アルチザンシリーズ
  • ザ・ビッグコパーシリーズ
  • コマーシャルシリーズ

に関しては、管理人が吹いてみた限り

「プロの人が選ぶか、コレクターズアイテムなよね~」

と、思いました(「180ML37ストラディバリウス」でも、そう思いましたので)。

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ヤマハトランペットのいい所とは?

参考までに、管理人はヤマハ党です。何故かと言うと、「挙動が素直」と言いますか…。

  • 音色にクセがない(管理人はクセがない音色の方が好みです)
  • 全音域で音ムラが少ない(鳴り方に大きなバラつきがない)
  • 音階やリップスラーで引っかかりを感じない
  • 奏者側が多少不調でも、楽器がカバーしてくれる

あたりが非常にありがたいなと思えます。また、

「万が一壊れた時でも、補修部品の調達がしやすい」

と言うのも見逃せない要素ですね。国内メーカーですから。

ただし、製造終了から10年以上たっているモデルの場合は、さすがに部品の調達が難しいようです。

管理人のメイントランペットはヤマハYTR800GSなんですが、製造終了から10年以上経過しています。

その点、バックの180ML37は、製造終了の話は当分ないと思われますので、その辺はアドバンテージがありますね。

バックのトランペットのいい所とは?

バックトランペットのいい所と言えば、やはり一番にあげられるのは音色。

いろんなモデルがラインナップされていますが、やはりどこか、

「あ、これ、バックのトランペットの音だよなぁ。」

と思わせる所があります。独特の深みや厚みがあるというか。

対して、ヤマハは、特に「特定のトランペット奏者の名前がついているモデル」があって、奏者のオーダーを”かなり高い次元で再現している”とは思えますが、

誰が吹いてもその奏者の音になってしまい、「これがヤマハのトランペットの音だ!」と言える部分を、逆に薄める結果になってしまっています。

ある意味、日本人のトランペット作りに対する「真面目さ」が、トランペットの特徴に出ているともいえますね。

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バックとヤマハ、どちらを買ったらいいの?

以下の2点

  1. 完全に「趣味」と割り切ってやるつもり
  2. 続ける自信がある

を満たせるのなら、「バック」ですかね。

ただし、「人前で演奏するチャンスが早くに来そうだ」と言う場合には、コントロールのしやすさで、ヤマハに軍配です。

ただし、その時は、

  • YTR8335のついた「XENO(ゼノ)シリーズ(第4世代以降)」か
  • YTR850シリーズか
  • スタンダードモデル

のような平凡なモデル(特定の奏者の名前がついていないモデル)を買う事をおススメします。

「特定の奏者の名前がついているモデル」って、特別なチューンをしている事が多く、

  • 音が遠くまで届かないとか(すぐにバテる原因になります)
  • コントロールしにくいとか(音を外す、音痴な演奏をする原因になります)

につながる事が多いので。

また、ヤマハやバック以外にもトランペットのメーカーはたくさんあります。

吹いていてあなたに合うようであれば選んでいただいても全然OKです。

が、その中で注意して欲しいのが「シルキー」と言うメーカーのトランペット。

ハッキリ言って奏者を選びますので、初心者向けではありません。避けておいた方が無難です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

トランペットの選び方をメーカー視点で、一番候補に上がりやすい

  • バック
  • ヤマハ

を例にして、

  • バックのトランペットは試奏することが必須です!
  • バックは、基本”180ML37ストラディバリウスシリーズ”しか選べません
  • ヤマハトランペットのいい所とは?
  • バックのトランペットのいい所とは?
  • バックとヤマハ、どちらを買ったらいいの?

の5つの項目に分けて書いてきました。とにかく、バックに関しては、くどいようですが、

「トランペットに詳しい人と、実際にお店に行って、試奏して選ぶ」

のは必須条件です。くれぐれも忘れないようにして下さい。

あまり試奏しなくても大丈夫なのは、トランペット全メーカーの中で「ヤマハ」だけ、と覚えていて間違いないでしょう。

決して安くない買い物です。慎重に選んでくださいね。

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