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トランペットのラッカーは剥がれやすい?銀メッキと比較する

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「トランペットを買う時にラッカー仕上げと銀メッキ仕上げ、どちらを選ぼうかなぁ…」

と悩んでいる方は多いと思います。あなたもそうですか?

吹奏楽をやる方は銀メッキ仕上げを選ぶ方が多いですね。理由としては、

「吹奏楽の方は銀メッキ仕上げを使っている方が圧倒的に多く、見た目を合わせる」

と言う部分が多いですね。

なので、個人で楽しむとか、バンドやジャズコンボ、ジャズオーケストラでやるなら、金色のラッカー仕上げでもいいでしょう。

ただ、「ラッカー仕上げのトランペットのラッカー」って、剥がれやすいんですよね…。

なので、

  • ラッカー仕上げのトランペットを選ぶか
  • 銀メッキ仕上げのトランペットを選ぶか

をあなたが選ぶ基準を、4つの項目に分けて書いています。

どうぞご覧ください。

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剥がれにくいのは”圧倒的に”銀メッキの方です

では、この章で、

  • ラッカー仕上げと
  • 銀メッキ仕上げ

どちらが剥がれやすいか?の結論を書きます。もうすでに章タイトルで書いていますが、

「銀メッキの方が剥がれにくい」

です。

  • ラッカー仕上げで、トランペットに使われるものは「樹脂系塗料」です
  • 銀メッキは文字通り「銀」という金属が使われています

樹脂と金属では「柔らかさ」が違いますよね。

その他にも、トランペットをかまえている時に手が触れている場所は、

  • 汗をかいたり
  • 摩擦があったりする

わけですが、その部分の耐久力でも「樹脂」と「金属」の差が出てくるのです。

やわらかい「ラッカー」の方が当然、汗にも摩擦にも弱いです。

その辺も含めて、「銀メッキの方が剥がれにくい」と言う結論を出させていただきます。

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銀メッキ仕上げの弱点とは?

基本的にラッカーより「剥がれにくい銀メッキ」なんですが、弱点もあります。まとめましょう。

  • 細かいみがき傷が目立ちやすい
  • 黒く変色しやすい

の2点ですね。

ラッカーの場合、

  • クリア(透明)ラッカーや
  • 薄いゴールドラッカー(下の真鍮が見えるくらいですから)

なので、磨いても小傷が目立ちにくいんですね。

銀メッキの場合、銀の膜がむき出しですので、ちょっと磨いても小傷が目立ちます。

ただ、メッキ自体が強いので、よほど雑な扱いをしない限りは、大きく剥がれたりはしません。

雑な扱いとは、

  • 空気の汚い場所で
  • ケースに入れずに
  • 演奏や練習した後にも拭き上げをしない

と言う扱いの事で、人間の汗や、空気のせいで銀メッキの下の真鍮にサビが出て、銀メッキが浮いてしまい、

「ペリッ」

と剥がれてしまうんですね。

管理人は、手持ちのトランペットの1本でそれをやらかしてしまい、表面がデロデロになってしまっています(泣)。

演奏後はきちんと表面を拭き上げ、きちんとケースに入れましょう…。

ラッカー仕上げの良いところとは?

この章では「ラッカー仕上げのトランペットの良いところ」をあげます。

  • 音が華やかとか
  • 吹く時にきつくない

とか言われますが、吹きなれないうちは、その辺の区別はつきにくいものです。

それよりも重要なのは、ずばり”持った喜び!”なんです!

「え…たったそれだけ?」

とバカにするなかれ。

特にジャズ系のモデルですよね、銀メッキ仕上げよりも、ラッカー仕上げの方が格段に人気があるんです。

  • ヤマハのYTR8340EM(エリック宮城モデル)
  • ヤマハのYTR8335LA(ウエイン・パージェロンモデル)
  • ヤマハのYTR8310ZとYTR6310Z(ボビーシューモデル)

バックでも

  • ビッグコパー
  • コマーシャルモデル
  • ザ・ニューヨーク7

あたりはラッカー仕上げの方が「ぶっちゃけ手に取るとウレシイ気分」になります。

(参考までに、バック180ML37ストラッドの”金メッキ”は見ると「おおお…」と感動のため息が出ます)

ただし、コントロールの難しい「ライトウエイトモデル」が中心になるので、

個人やバンド、ジャズオーケストラで楽しむ方が向いている(YTR8310Zを除き、吹奏楽やジャズコンボには不向き)

と言う条件が付きます。また、

  • きちんと手入れをする(吹き終わった後には表面を拭き上げる)
  • 雑に扱わない

あたりは気を付けたいところです。


ヤマハのYTR2330、YTR3335の2種類は、ライトウエイトではないし、金色の輝きはジャズ系モデルと一緒なので、ジャンル問わずおススメです。

また、クイーンブラスの「ZORRO」トランペットも、試奏できるならおススメです。

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初心者向け 銀メッキ仕上げの良いところをあげてみる

ここでは別の角度で、銀メッキの良いところをあげます。これは”初心者の方”や”おおざっぱな性格の方”必見です。

ズバリ、へこませたり、歪ませたりしたときに、修理した時の「修理跡」が目立たないというところですね。

初心者のうちは、トランペットの扱いに慣れていないので、ぶつけたり、落としたりは結構やります。

ラッカー仕上げだと「修理跡」がモロに分かるんですよね。

一度、「ベコベコにへこんだ銀メッキのトランペット」を、へこみ出しのために修理依頼したことがあります。

特に修理のうまいところでもなかったんですが、管理人の目には分からないくらいのレベルには直してくれました。

(“見た目には”です。鳴りに関してはまた別の話と言うことで…)

ラッカー仕上げだと、「あ、ここ修理したな。」と言うのが、管理人レベルでもすぐにわかります。

最後に

いかがでしたでしょうか。「トランペットのラッカーは剥がれやすいの?」と言うことをテーマに、銀メッキと比較しつつ、

  • 剥がれにくいのは”圧倒的に”銀メッキの方です
  • 銀メッキ仕上げの弱点とは?
  • ラッカー仕上げの良いところとは?
  • 初心者向け 銀メッキ仕上げの良いところをあげてみる

の4つの項目に分けて書いてきました。銀メッキの事を中心に書いてきましたが、

正直言って、剥がれにくさの他にも、銀メッキ仕上げのトランペットの方が、

  • 音色に落ち着きがある(ある程度吹けるようになると分かります)
  • ある程度、力任せに吹ける(きつい分、力で吹く方法でも楽器が受け止めてくれます)
  • ウデがついてくると、表現の幅の広さを感じることができる

など、メリットが大きいんですね(管理人の個人的な意見も混ざっていますが)。

なので、ガッツリ吹こうと思ったら、銀メッキ仕上げの方がおススメですかね。

ご参考になれば幸いです。

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