誤解をまねく言い方かもしれませんが、トランペットって「ゴールの見えない楽器」ですよね。
1つの技術を身につけるとか、1つの課題を達成しても、達成感を味わえることはまずなく(味わえてもほんの一瞬だけ)、さっそく次の課題が立ちふさがるというか。
「音が出せるようになった」
→では、もっときれいな音を出せるようにしよう
「タンギングができるようになった」
→では、もっと早くシャープにタンギングするようにしましょう
→ダブルタンギングやトリプルタンギングも練習しましょう。
スラーができるようになった
→では、リップスラーをできるようにしよう
の様にできる事がふえればふえるほど、できていない事やさらに課題が次々に見えてくる。
練習をたくさんして、できる事が増えるほど、むしろ不安に押しつぶされそうになるという。
管理人も練習するたびに、本番で吹くたびに、次々にこんなことを考えて不安で押しつぶされそうになります。
(「じゃ、やめりゃいいじゃん。」ていう話ではあるんですが。気がつくとトランペットを吹いているという…)
また、調子の波が激しい楽器でもありますし、体調しだいで”すごいスムーズに吹ける時”もあれば、
「なんでこんなに吹けないの!」
と、泣きたくなるほど調子の悪い日もあったりする楽器でもありますよね。
これは初心者さんだけでなく、
- アマチュア中級者(3年以上吹いている)
- アマチュア上級者(10年以上吹いている)
- プロ(ピンからキリまで)
- 日本トップクラスのプロ
- 世界トップクラスのプロ
であっても共通する悩みの様です。
レベルが上がるほど、期待されるものや要求されるレベルも上がるので、悩みはたいして変わらないようなんですね。
「いや、そんなレべルの高い話をされても実感がわかないです。」
と言うのであれば、あなた自身に置きかえて、もっとわかりやすい書き方にしましょう。
音を出すのがやっとだった初心者時代なら、数曲のレパートリーを持っている方をすごいと思ったり、憧れに思ったりしていたと思います。
(今、まさにそう思っているかもしれませんね)
一生懸命練習して、いざあなたが「数曲のレパートリーを持っている人間」になった時、
「いや~、今の自分に満足!私ってすごくない?!」
と思えるでしょうか?
「いや、もっとできる事があるんじゃないかな。それに、上には上がいるし。」
と、思えるんじゃないでしょうか。
そんな思いを持ったあなたの参考になればと思い、このカテゴリの記事を書きました
ただ、管理人自身、学校で「プロになるための勉強は一通りした」とはいえ、現在”プロじゃない”のは確かなので、そんな高等な情報をご紹介できるわけではありません。
(現役のプロが、仕事の現場で手にした情報が、1番貴重な情報です。それを聞けるのが最高なんですが)
ただし、プロから教わったノウハウは持っているので、
- 独学でやっていて「壁に当たりっぱなし」の人
- “プロに教わった事のない人のアドバイス”を聞くしかできない環境にある人
の参考になるくらいの記事は集めております。
ただ、あくまでも”参考にできる情報”なので、だいたいの結論は「できれば、プロにきちんと教わりましょう」になっています。
その理由はなぜかと言うと、
- 文字で伝えられる情報は本当に限られている
- プロでも対面(オンラインでも可)でないと、分からない事が多い
- 極端な話、症状や問題は一人として同じものがない
から。
なので、このカテゴリに書かれている記事は、プロに教えてもらうための「きっかけにしてもらうという使い方」がベストです。
- プロが持っている”少しでも正しい”情報
- プロが持っている”少しでも新しい”情報
(トランペットの吹き方や理論も日々アップデートされています)
トランペットの技術の様に”プロにきちんと教わる事で一気に伸びる事が多い”場合、
少しでも早くプロに接触して教わることが、
- 変な壁に当たらず
- しょうもない悩みを抱えることなく
より効率的に、ハッキリ言えば「より楽に」上達する方法であります。
管理人としても、このカテゴリで書いた情報は、
「プロに教わった経験とそこから管理人なりに考えた意見」
を文字にしているにすぎません。
あなたにとって都合の良い情報だけ頭に入れて頂いても全然OKで。
「管理人の言っている事は絶対に正しいです!だから言う事を必ず全部聞きなさい!」
と言うつもりは1ミリもありません。
ですので、気楽に読んで頂ければ、とは思います。
ただ、改めて言うんですが、このカテゴリの記事でも書いている様に
- 独学の限界(アマチュアに教わり続ける事も独学と同じです)
- プロに教わる事の大事さ
だけは、管理人の経験上「真実かな」と断言できることではあります。
その辺は記事の中にも書いていますので、良かったら目を通していただければと思います。
それではどうぞご覧ください。